「読まれる記事」には何かしらの特徴がある。
「雑記ブログ」で毎日記事をかいていると、「ジャンルごとの人気のちがい」を肌でかんじます。
以下、このブログの1年間における「人気記事」の傾向を分析していきます。比較期間は「2018年1月~2月」と「2019年1月~2月」。
この記事の目次
「2018年1月まではどうしてたの?」
月間8000PVだった2018年1月当時は、ブログをまったく更新してませんでした。
数週間に一度「同人サークルの制作日誌」をかくくらいだった。
アクセス数を意識しはじめたのは2018年4月────気まぐれに応募したGoogle広告の審査に受かってから。
「あっ、創作よりブログでかせぐほうがラクなんだ!」ときがついて、記事を量産しはじめた。
「各カテゴリーの人気記事の分析は?」
「やっぱゲームがクソつよい」
「アクセス数」だけ集めたいなら、人気ゲームですね。
ゲームユーザーは一生懸命「検索」しますから。ほかのジャンルより明らかにのびる。
ただし────人気が一過性なこともおおい。
▼ とくにスマホゲームがつよい
▼ 家庭用ゲームも人気ならそこそこ
▼ マイナーSteamゲーはロングテールに伸びる
▼ ゲームへの不満でもいい
「WEBサービスの話題はかなり需要ある」
WEBサービス関連の話題って、基本的に「炎上案件」なんですよね。
個人的にネット炎上に興味があるのもそうですが、「感情をこめやすいジャンル」です。感情がこもった記事は、自然、アクセスがのびる。
▼ Tumblr削除事件の考察
▼ Skeb初動の考察
▼ Skebレポート
▼ Twitterの炎上考察
「電子書籍系はロングテールでそこそこ人気」
紙の話題はダメですが、電子書籍(Kindle)の話題はそこそこ伸びる。
▼ KDP本の実機テストメモ
▼ 商業作家と個人出版の考察
▼ KDPセレクトのメリット低下考察
「健康系はあまり書いてないけどまだ強そう」
健康系は、Google検索のアップデートで「個人が手をだしづらいジャンル」になりました。
ですが────やはり需要がある。需要がありすぎるからこそ、誤情報の蔓延をおそれてGoogle検索がかしこくなったわけです。
早くて良い情報であれば、健康系はまだまだ強いとおもいます。
▼ 日本でまだ浸透していない「FODMAP」のこと
「ゲーム制作系はロングテールだけどツール依存」
▼ ティラノビルダーで記事量産
▼ VRoidは超過渡期なので記事にしづらい
「使い方系」はツールの人気次第。
ただし、「こういう使い方もあるんだよ!」という「提案系」は、実用的であればかなり需要がある。(提案系はゆっくりアクセスが伸びていく)
▼ 「立ち絵のラクな作り方」の提案
▼ 「色トレスのラクなやり方」の提案
「旅レポは需要ありそうだけど量産できない」
「旅行のレポート」はけっこう需要あります。
「旅行の参考」にもなるし、「旅行した気分」にもなる────どこかへ遊びにいきたいヒトがおおいと。
ただ、旅行なんてしょっちゅうは行けませんから、記事を量産できないのがネック。費用対効果は悪い。
▼ キャンプのレポート
「創作論系はコンプレックス系が人気」
クリエイターは、何かしらの「不安」を常に感じている。
共感したり、代弁したり、提案したり────クリエイターのコンプレックスに寄りそうことが、「創作論」では求められているのかもしれません。
とはいえ、扱いづらいジャンルだとはおもいます。
▼ 個人サイト論
「映画レビューは話題をしぼるとイイ」
「全編とおした感想」は、競合がおおすぎる。
「ラストシーンの考察」とか、「登場人物Aはどうして○○をしたのか」とか、視聴者が気になっていることを予測して書くと、けっこうウケる。
あんまり量産してないですが、映画レビューはやりやすいジャンルだとおもいます。
▼ インターステラーのラストシーン考察
「逆に不人気な記事は?」
「電子以外の出版業界の話題はイマイチ」
ネガティブもポジティブも、出版業界自体の話題は弱いです。
たとえば「編集者 不要」で検索一位の記事をもっているんですが(2019年1月時点)、ほんとうにチビチビとしか伸びない。Twitterで炎上した直後にもかかわらずです。
▼ 検索1位でもアクセス数が伸びない
出版業界ってマジでオワコンなんだなぁって、データをみて改めて実感しました。
みんなまったく業界動向に興味がない。しらべるヒトが少ない。
ただし────「電子書籍」の話題とからめるとアクセス数はのびるので、「既存の出版業界にみんな興味ないだけ」かもしれません。
「マンガ以外の読書感想はイマイチ」
出版業界自体が縮小産業なので、「読書感想」にも需要がありません。
ただし────「マンガのネタバレ感想」には根強い人気があるとおもいます。
いまの出版業界には、もはやマンガしかないと。
「お知らせ・返信系はもちろん伸びない」
ブログでの「お知らせ」や「返信」は、単なる「コミュニケーション」なので、記事としての価値はとても低い。
当然ですね。
「WordPress系は競合おおすぎるしヒトすくない」
WordPress使ってるブロガーが、あまりに多すぎる。
自然、「WordPress」を話題にしているブロガーが腐るほどいるわけです。競合がおおすぎる。40記事くらい書きましたが、ほとんど伸びてません。
ただし────だれも紹介していないプラグイン紹介などは、そこそこいける。
▼ WEB拍手プラグインの使い方
WordPress系の話題はとくに、「スキマ」を狙う必要がある。
「制作日誌はまとめ・シリーズ化でギリギリ活きるか?」
「制作日誌」は、あまりアクセス数が期待できません。
なぜって────1記事で完結していないし、タイトルがつけにくい。SEO的によわい。
「まとめ」化や「シリーズ化」すると、すこし書きやすいかもしれません。
▼ ノベルゲーム制作日誌
▼ 同人誌制作日誌
メリットは────制作日誌で情報を整理するおかげで、おおくの「派生記事」がうまれること。
制作日誌を進めているうちに、「あっ、このテーマでひとつ記事が書けるな!」と気がつきます。
あまりアクセス数は望めませんが、「思考の整理」にはイイ習慣です。
「毎日書いて、たまにトレンド」
トレンド記事で「アタリ」をひいても、数日のびて、またすぐ落ちていきます。
ただし────トレンド記事がロングテールになることもおおい。「アタリ」をひくたび、一段一段「底上げ」されていく印象です。
トレンド記事は、モチベーションを維持するのに最適なジャンル。
せっかくの「雑記ブログ」なので、ロングテールだけを狙うのではなく、トレンドも狙ってのばしていく。
▼ はじめてトレンド系で伸びたときの記事
「バズりは未経験」
記事が超拡散されること────いわゆる「バズ」はまだ未経験です。
「人気記事」といっても、せいぜい数千~1万PVレベル。
流行りのYouTubeの規模と比べちゃうと、ブログはかなり小っちゃい市場だということを実感させられます。
まとめ 「人気にのり、感情をこめ、わかりやすく教える」
「話題の人気度」が前提。
「感情をこめる」と吸引力がふえる。
「わかりやすく教える」のは読者への愛。
まだまだ弱小ブログです。
月間3万PVがようやく安定した程度。これを月間20万PVにしたい。ただ────この1年のペース(約20000PV増加)では、あと8年ちかくかかってしまう。
ペースをあげるために、「毎日1記事以上かく」ことを継続していますが、まだなにか足りない気がする。「ブログオワコン説」もささやかれている昨今、年々伸び率がさがる気もする。
このエネルギーを、ブログに注入しつづけるべきか、すぐさまYouTubeに参入するべきか────
正直いえば、「YouTubeに参入するしかねぇ……」という結論にすでに達しています。YouTubeの覇権はゆるぎない。
ブログはまだまだ書きつづけるつもりですが、「次の時代」のためにYouTube参入も着々とすすめていこうとおもいます。
今回は以上です。よきネットライフを────ではまたφ(・ω・ )