個人サイトやブログを持っているクリエイターが、本当に減りました。
ほとんどTwitterやpixiv、その他投稿サイトで済ませている。
以下、自分が個人サイトを運営し続けている理由や、なんでみんな作らないの?という疑問についてメモがてら書いていきます。
この記事の目次
プラットフォーム増えすぎ
もはやプラットフォーム多すぎて、挙げるのもキリないレベルです。
最近個人的に驚いたのが、「SNSっぽい進捗管理サービス」とか、「クリエイターの知識共有サイト」とかですね。「んなもん自分のサイトでやれよ」と思ったんですが、どうも需要があるらしい。
個人サイトを作る手間もそうですが、「自分はここに所属しているんだ!」っていう安心感がみんな欲しいんでしょうか。
プラットフォーム同士はあまり繋がっていない
「Twitter」「YouTube」「Facebook」「pixiv」「Mastodon」「Instagram」「はてな」────なんかもうウジャウジャと「繋がる系」プラットフォームがありますが、それぞれの「繋がり」はさほどないです。
何故って、各プラットフォームは「ユーザーを囲い込む」ことが急務だから。
それに、プラットフォームごとにユーザーの性格がけっこう違う。
プラットフォームを統合する機能は個人サイトしかない
「プラットフォーム統合サービス」が新たに台頭したら別ですが。
今のところ、各プラットフォームを統合できるほぼ唯一の存在が、「個人サイト」であると考えてます。
特に今は、「WordPress」製のサイト。
「はてな」「アメブロ」「FC2」とかの「貸し出し系サイト」は、結局は「企業」が管理しているプラットフォームであり、独立性が低いです。(便利でわかりやすいサービスだとは思いますが)
個人サイトなら、導線は作り放題だし、カスタマイズもやりたい放題。
だというのに────みんな個人サイトもうやってない。
「なんでみんな個人サイトやらないの?」
代替プラットフォームがあるから
まぁ……個人サイトなんか作らないでも、便利なサービスがすでにあるんですよね。
個人サイトは言わば「自分しか住んでない孤島」。対して企業運営SNSなどは「ワイワイ盛り上がってるハワイ」です。
そりゃみんなハワイに憧れますわ。
作るのメンドウクサイから
個人サイトを作るには、「HTML」や「CSS」といった知識が必要になります。(知識のいらないサイト作成サービスもあるにはある)
この時点でだいぶハードルが高い。
自分は「個人サイト全盛期」を見た世代です。当時はSNSなんてものもなかったですから、ほぼ仕方なくHTMLの勉強をして、創作サイトを立ち上げました(このサークル設立前の子供時代の話)。当時は「それが普通」だったから、そうしただけです。
ラクなサービスが、増えすぎた。
自分も今の時代に生まれていたら、個人サイトなんて運営してなかったかもしれない。
個人サイトが必要だと思う理由
プラットフォームの統合
これは記事の上のほうで書いたとおりです。
各プラットフォームは繋がりが薄いから、それらを「統合する場所」が必要であり、それになりうるのが今は個人サイトくらいしかないという考え。
「島の掟」に従う必要があまりない
各プラットフォームには、割と厳重な「ルール」があります。
関連

最近だとTwitterですね。「アカウント凍結」の基準が昔よりかなり厳しくなって、些細な理由でどんどん凍結されるようになりました。界隈の有名人も凍りまくってます。言葉狩りもいいところです。
ただ、企業が運営しているんだから、ルールが課せられるのは当然です。
「イヤならやるな!」の原理で、そのルールが気に入らないなら島を出ていくしかない。生まれる国と違い、ネットのプラットフォームは個人の自由で選べます。
個人サイトは「過去」に強い
「繋がる」ことを重視したサービスは、自然、「今」に特化します。
対する個人サイトは、「過去」に強いです。
特にブログ形式の個人サイトですね。「WebにLogする」でBlog。つまり記録に特化した媒体なわけです。まぁ他のブログ形式のプラットフォームでも言えることですが。
「ネットで調べ物」と言えば、Googleです。
SNSはあんまりGoogle検索に強くないです。個人サイト(ブログ)は施策次第で比較的ラクにGoogle検索に載ることができます。
「過去からの蓄積」を堅実に行えるのが、個人サイトです。
個人サイトのコンテンツは、間違いなく個人のコンテンツ
今あるSNSの本質は、ユーザーの承認欲求を刺激し、無償でコンテンツを供給させ続けることだと考えています。
別に、「ただ楽しみたいだけの個人」ならそれでいいと思います。まさに夢の国。
だけど「クリエイター」を名乗る人々が、そこで「無償ボランティア」に徹しているのを見てると、「なんか上手いことSNSに搾取されてない?」と感じてしまう。
(なおYouTubeは、クリエイターのこともちゃんと考えているプラットフォームです。だからこそ今、物凄い勢いで伸びているんだろうなと)
SNSでバズることで、上手いこと利益を得ているクリエイターがいるのも重々承知しています。
だけど、そうではなく、ただ時間と労力を無限に吸い取られ、なんの実績も得られていないクリエイターも多いのでは。
まとめ


個人サイトなんてさ、今さら流行らないでしょ。労力に見合ってないよ


労力に見合わないのは、SNSなんかのほうが酷くないか?


でもヒトはいっぱいいるよ! やっぱりさー、クリエイターなんてのは多くのヒトに見られてこそじゃない?


多くのニンゲンに見られたところで、何にもならん時は何にもならん。ただただ消費され、無下に忘れ去られるだけだ


まぁ、「場」がどこだろうと、結局は使い方次第なのかなぁ
おまけのアンケ


個人サイトの不要性や必要性について考えてみた話でした。
今回は以上です。良きネットライフを────ではまたφ(・ω・ )
▼ サーバーは「MixHost」つかってます。WordPressに強く、成人向けもOK。