個人の考察として、ぐだぐだ書く。
この記事の目次
同人ノベルゲームは儲かるか
現状、おそらく儲からない。
唯一の望みはエ○ゲ。
しかしそれすら、商業・非商業問わず、ノベルものは衰退の一途。Steamは別か。
コミケは言わずもがな。DL販売最大手のDLsiteは抜○ゲー特化。シナリオなど二の次で、シチュエーション、エ○さが重要になる。
今の消費者は「手軽さ」を求めてる。コストパフォーマンスも見合わない。「月姫」「ひぐらし」の時代とは違う。
ニコニコ・YouTubeとの親和性の低さ
ノベルゲームは動画にしづらい。実況者の朗読力にも依存しすぎる。
可能性としては、「ゲーム性の高いもの」「ホラー」「ボイス付き」「下ウインドウ表示でテキスト少なめ」「なんかもうバカみたいにクオリティが高い」など。
その他の問題は、「ネタバレ」「フリゲじゃないとまずプレイしてもらえない」「金銭的な見返りが考えづらい」など。
フリゲノベライズがあるじゃないか!
散々たる結果は、こちらを参考。
うまく続刊へ運べた人も、いるにはいる。しかし儲かっているかは疑問。
印税10%として、1000円の書籍が1万部売れても、100万円。執筆期間中にバイトをしていたほうが、よほど楽に稼げる。
大ヒットして10万部売れても、1000万円。ヒット作を連発できるなら別として、サラリーマンのほうが安定する。
基本、編集者のノルマの一端にしかならない。作家は使い捨てだ。
そしてすでに、ノベルゲームじゃない。
Android・iPhoneとの親和性
スマホとノベルアプリは、親和性が高い。先入観のない若い層が、消費者に多い。
しかし「基本無料」しか見向きはされない。
また、Android・iPhoneで、表現規制が強まっている。過激なものが多いノベルアプリは、肩身が狭い。
投げ銭システムはダメなの?
日本では、銀行業界の圧力で、個人間送金が禁止になった。
PayPalの寄付ボタンも使用できない。
電子コインという抜け道も、知名度の低さが壁になる。
※ 昨今YouTubeのスパチャなどの影響で、徐々に日本にも寄付文化が根付いてきている気はする。
Steamという選択肢
一番、可能性があるのでは。
steamユーザーは、有料ゲームに対して抵抗感が薄い。というより日本ユーザーの抵抗感が異常。「サービスにお金を払う」という価値観が、日本では欠如している。
問題は、英語と、中間業者か。
中間業者を使うと、個人としての利益がぐんと減る。個人でやるなら、英語能力が必要。
ノベルゲームの未来は
「ノベルゲーム? エ○ゲでしょ?」という先入観を、無くす必要がある。
でないと同人ノベルゲームは、いつまでも「劣化エ○ゲー」でしかない。「同人」という言葉も、捨てなければならない。「同人=プロ崩れ」というイメージが根強い。
どんなにバカにされても、「クリエイター」である人がいないといけない。またノベルゲームを、「音・絵・文・システムで構成する、高次の読み物」として、アピールしないといけない。
・ ノベルクリエイターが稼げる仕組み。
・ 先入観を捨て去るようなキラーコンテンツ。
・ 新しい手軽なマルチプラットフォームノベルエンジン。
・ 「劣化エロゲー」ではない、新しいノベルゲーム文化の構築。
・ なんかもう化け物じみた天才ノベルクリエイター(成功者)の登場。
上記の条件が満たされれば、ノベルゲームの未来はあると思う。
あとがき
以上、考察でした。
自分はひとまず電子書籍にチャレンジしようと思います。
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