「偶数」「奇数」の時代がついに終わります。
これは、かなりうれしい。
そりゃ「遅すぎ!」とか「だったら最初から作るな!」とか思いますけど、今はうれしさのほうが勝っています。ゼッタイに今よりイイ環境になる。
ハースストーンチームが、ようやくユーザーの声を聞いてくれた。
ただ、やっぱりすこし疑問もある。
▼ドラゴン年詳細
この記事の目次
「ゲンバクはナーフでもよかったんじゃない?」
ゲンバクを「ナーフ」に留めなかったのは、「調整がむずかしい」からでは。
もし再び調整に失敗すれば、ゲンバクへのヘイトは続き、結局「殿堂入りにしろ!」という声がさらに強まる。
4月の新環境は、ゼッタイに失敗できない。
ここをコケたら後がない。だからこそ中途半端な調整はせず、思いきって「殿堂入り」に踏みきったのかなと。
「新しい環境」をアピールするためにも、偶数奇数は消え去る必要があった。
「クラシックカード落としすぎだろ」
クラシックカードは落としすぎだとおもいます。
クラシックカードは「初心者」や「一度はなれたユーザー」のためにあるものです。かつてベンブロードのチームがそう設計した。そのすぐれた設計思想を、踏みにじっていいのか。
ハースストーンは、ベンブロードのチームが作りあげたゲームです。
「ビジネス的にきびしい」とか「会社を去ったデザイナーの設計思想なんてクソ食らえ!」とか、いろいろ理由はあるんでしょうけど、そうやってレジェンドやエピックの魔素還元をこばみつづけた結果、甚大なユーザー離れをうみました。
中途半端にケチって環境壊すのはもうやめてほしい。
クラシックカードを落とすなら、新しいクラシックカードを用意するべきです。
「殿堂入り」があるなら、「クラシック入り」もあっていいんじゃないでしょうか。
「ドゥームガードは初心者救済カードだった」
ドゥームガードは「低資産ズーウォーロック」のキーカードです。
自分も3年ほど前、低資産ユーザーだったときに助けられました。
なぜドゥームガードを殿堂入りさせるのか。「キューブロック」という多くのユーザーを引退させた害悪デッキをのぞけば、とても健全な使われ方をしていたとおもいます。
「炎の舌のトーテム」もそうでしたけど、「なんで?」という感じです。
「アドベの報酬はむかしのほうがよかった」
それぞれにはプレイ可能な新キャラクターが2人ずつ付いてきて、それぞれ3つのヒーローパワーと4つの開始時デッキがアンロック可能で、それらを複数のゲームモードで何十もの新ボスを相手に使うことができる。各章をクリアするごとに新拡張版のカードパック3個が手に入る。そして全5章をクリアすると、カード裏面デザインと、ゴールデンクラシックパック1個がもらえるぞ。
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ソロアドベンチャーで遊ぶ意味がふえました。
クリアするとパックがもらえる。ゴールデンパックももらえる!
ただ…………「カード」はもらえないんですかね? 「デッキがアンロック可能」とあるんですけど、「新ボスを相手に使うことができる」と用途が限定されている。
アドベのダンジョンは、たしかにおもしろいです。
でも、報酬はむかしのアドベのほうがよかった。
むかしはアドベをクリアすると、「強いカード」がもらえました。初心者はアドベをやるためにゴールドを必死にためるのが定石だった。
むかしのアドベは、初心者救済のためのシステムだった。
報酬がふえるのは素直にうれしいですが、「報酬の内容」は改善の余地があるのでは。
「アドベをクリアするともらえるカード」って、めっちゃ面白いし初心者に優しいとおもうんですよね……。「初心者の第一の目標」になる。
スケジュールの都合で今回は組みこめなかったのかもしれませんが、おおくのユーザーはかつてのアドベ形式を望んでいるとおもいます。
「アドベの詳細は後日発表」とのことなので、続報に期待したいです。
「OTKはどうすんの?」
「メックトゥーン」「マリゴス」というOTK要素はまだ残っている。
このへん、ハースストーンチームはどうするつもりなのか。
おそらく「手札干渉の中立カード」をふやすんだとおもいますけど……4月にならないとわかんないですね。
「ドブネズミ」はとても良いカードでした。ドブネズミをクラシックカード入りさせるか、似たようなカードが新登場することを祈るばかりです。
まとめ「きっと今よりマシになる」
地獄の環境が、ようやくおわる……。
いや、もうめっちゃうれしいです。疑問はあるけどうれしさが勝ってる。
「現ハースストーンチームが失敗を認めた」というだけでも、おおきな進展だとおもいました。おおくのユーザーが救われるのでは。
新カードをみないことには判断できない部分もありますが、きっと今よりマシになる。
4月がとても楽しみになりました。
今回は以上です。よきハースストーンライフを────ではまたφ(・ω・ )