傍点(ぼうてん)、圏点(けんてん)、脇点(わきてん)。
よく小説とかで使われている「文章強調」の技法ですね。記事のサムネのとおり、強調したいテキストの頭とか脇に「点」を加えると。
これティラノビルダーでもできねーかなーっておもって、すこし考えてみました。以下、メモがてらやり方を書いておきます。
なお、おそらくバッドノウハウです。
この記事の目次
TIPプラグイン活用方式
このやり方おもいついたとき、自分でも笑っちゃったんですけどね()
見出し通り、「TIPプラグイン」を使わせていただきます。
TIPプラグイン詳細はこちらで

厳密には、TIPプラグインの「CSS要素」を使わせていただきます。
TIPプラグインで好きな要素名を追加できる
ティラノビルダー、デフォルトだと「好きなテキストに好きなCSS要素を追加する」みたいなこと、お手軽にはできないと思うんですよね。たぶんJavaScriptの知識が必要になる。
自分はまだJavaScript勉強中でよくわかんないんで()、「それっぽいことできるプラグイン何かないかなー……」って探してて辿り着いたのが、TIPプラグインでした。
[tip key="bouten"]強調したいテキスト[endtip]
↑で、こうする。
こうするとどうなるかって、「強調したいテキスト」部分に、「span.tip.bouten」って特有のCSS要素を追加できるんですよ。
あとはもう、こっちのもんですわ(´-`)
作ったCSS要素に傍点を設定する
/*傍点用(TIPプラグイン使って)*/ span.tip.bouten{ -webkit-text-emphasis: filled dot; text-emphasis: filled dot; }
↑このようにすることで、「span.tip.bouten」部分に、傍点を追加できます。
↑こんな感じになります。
なお、CSS傍点にはいろんな種類があるんで、「dot」以外にも好きなものを使えばいいと思います。
参考にさせていただいた記事


TIPのごまかし
あくまでTIPプラグインを使ったものなので、クリックすればふつうにTIPが表示されます。
ただ上記の例のように、傍点部分のカラーをそのままにして、TIPマークも非表示にすれば、読む側はまったく気にならないと思います。
↑万が一クリックされた時のために、一応TIPテキストはそれっぽくしておきました。
【追記】傍点をクリックできないようにする
z-index:999 !important;
↑tyrano.cssの該当要素のなかにこのように追記すれば、傍点部分をクリックできないようにできます。
つまり、
/*傍点用(TIPプラグイン使って)*/ span.tip.bouten{ -webkit-text-emphasis: filled dot; text-emphasis: filled dot; z-index:999 !important; }
↑こうすればOKと。
HTMLタグ方式(表示に難アリ)
TIPプラグイン活用方式よりお手軽ですが、やや難もあります。
tyrano.cssに要素追加
/*傍点用*/ .bouten{ -webkit-text-emphasis: filled dot; text-emphasis: filled dot; }
↑「bouten」という要素を新たに作ります。
ティラノスクリプト内でHTMLタグを使う
<span class="bouten">強調したいテキスト</span>
↑このようにすることで、カンタンに傍点を追加できます。
ただし、表示に難があります。
</span>の部分の「残像」が一瞬表示されちゃうんですよね。環境にもよるかもしれませんが。
ルビ方式(鬼メンドウ)
[ruby text=・]強[ruby text=・]調[ruby text=・]し[ruby text=・]た[ruby text=・]い[ruby text=・]テ[ruby text=・]キ[ruby text=・]ス[ruby text=・]ト
↑こうすりゃルビ機能でも傍点を再現できますが…………地獄ですよね。
仮にこれが正攻法だとしても、実用的ではない。
まとめ


いくらなんでもムリヤリすぎでしょ……


カタチになりゃいいんだよカタチになりゃ! 少なくともルビ方式よりはマシだろ!
まぁ……バッドノウハウだとは思います。
指定テキストにCSS要素を追加できるプラグインを、自分で用意できるならそっちのほうがいいんだと思います。自分はそういう技術がないんで、既存のものを使わせていただきました。
ただ、TIPプラグインのこのテキストに要素を追加できる副次機能、汎用性がめちゃくちゃ高い気がしますね……。いろんな文字装飾に応用できそう。(推奨されるテクニックではないかもしれませんが、今のところは代替手段として使わせて頂こうかなと)
何はともあれ、制作者の方に感謝です。
今回は以上です。良きノベルゲライフを────ではまたφ(・ω・ )