一作品できるまでの自分の行程 また、プロットの書き方とか

まず、書きたいものを妄想する。


妄想を言葉にしてスケブとかに書き出す。断片的なワードでもいい。テーマにしようかなと暫定的に思ったことをスケブとかに書き出す。色々と雑多に書き出しながら、妄想を固めていく。初期構想(妄想)に縛られないよう留意しておく。


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オーズエディターを起動して、作品名(仮)のフォルダを作る。「作品名・いろいろ.txt」とか適当なファイルを着くって、タイトル・キャラクター・要素、などを簡単に書き出していく。


設定に囚われないよう、その段階ではあまり精緻な設定は考えない。キャラ設定も雰囲気程度。一番大事なのは「どんなストーリーにしたいか」ということで考えていく。キャラや世界観設定は二の次。じゃないと詰まる。


改めて「書きたいもの」を考える。


恋愛、戦闘、サスペンス、SF、ミステリー、ファンタジー、和風etc…。世の中にはいろいろジャンルが存在するから、それらを組み合わせて、自分なりの作品ジャンルを考え始める。「恋愛+サスペンス+SF+街」とか、無限に組み合わせがある。


妄想が固まってないのに安易に書き出さない。全体のぼんやりとしたイメージを大切にする。プロットを書く前にいろいろ下準備がある。妄想が固まるまでには時間が掛かる。


「いつ(時代)」「どこで(場所)」「だれが(主人公とか)」「なぜ(動機)」「なにを(目的)」「敵は誰、何(悪役ないし葛藤)」「どう始まる(冒頭)」「ラストどうなる」「タイトル」、計10項目。これらを先に考える。


特に「ラストどうなる」をちゃんと考えておかないと、確実に途中で詰まる。ただ、書いているうちに他に良いラストが思いつけば、そっちを尊重したほうがいい。後付けはアリアリでいったほうが辛くない。


こっからプロットを書き始める。


ただ、「プロット」というものに明確な基準は無い。自分のプロット作成方法を書くと、以下の通り。

 

 

起承転結バコ

 

まず「起」「承」「転」「結」という四つの大きな「ハコ」を作る。「作品名・起承転結.txt」で新しくファイル作成。先頭に「○」をつけて、見出し一覧からワンクリックで各種ハコに飛べるようしておく。オーズエディターの機能。


「起承転結バコ」に各ハコ500字~1000字くらいで、概略を書いていく。だいたい。概略を書きすぎないこと。あとで縛られてしまう。いつでも消滅させられるくらいのエネルギーしか使わない。


「起」から書かない。「転」から書くといい。


「転」という項目は、書き手の「テーマ」が集約される場所で、もっとも盛り上がる場所で、ラストへの繋ぎという、とにかく一番大事な場所。「起」は、読者を最初に惹きつける場所。優先順位は「転」に比べるとよほど低い。


「承」は、その作品を「面白い」と感じさせられるか否かの場所。ここが退屈だと作品は退屈。「結」は、「転」が無ければ始まらない場所なので、一番優先順位低い。「転」が決まれば自然と決まるはず。


とにかく、「転」から考える。


「起承転結バコ」を各ハコ1000字で書いたとして、計4000字書く作業は、かなりの踏ん張り所。ここで「『転』のイメージ湧かないからとりあえず最初っから書き始めてみようかな……」とか浮気すると、あとで詰まる。「行き当たりばったり」ならそれでもいいけど、「理詰め」で書きたいなら絶対浮気しちゃダメ。


「起承転結バコ」が書けたら、はい初期構想完成。


ただ、初期構想なんてのは後でどんどん変更されていく。でも「地図」が無いのと有るのとでは、効率がぜんぜん違う。あと、一生懸命「起承転結」を考えておくことで、作品全体のイメージが固まってくる。これが大事。


ここまでのプロットを、自分は「起承転結プロット」と呼んでいるような呼んでいないような。メインキャスト数人とメイン設定くらいは考えておいたほうがいい。脇役とかはあとで必要に応じて考える。


もし「書き直し」なんてことがあるなら、この「起承転結プロット」までを目安にしないととんでもなくエネルギーを使うことになる。


自分は、プロットとハコガキと本書きと推敲は、ぜんぶ地続きの作業でやっている。

 

 

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大バコ

 

次に、「大バコ」を作成する。


「作品名・起承転結.txt」を「作品名・大バコ」で別名保存する。具体的に言えば、作った「起承転結バコ」を、シーン別に分けていく。「大バコ」というからには、大きいシーンの概略を書いていく。


セリフとかはまだ書き込まない。箇条書きで、大きいシーンの概略を書いていく。おおよそ「承」は長いので、「起承1承2承3転結」とかに分けていく。「承グループ」の中にも小さな「起承転結」があることを意識する。シーン分けも「○」を使って、見出し一覧機能でワンクリック移動できるようにしておく。


設定を少しずつ固めていく。固めすぎない。

 

 

小バコ

 

次に「小バコ」を作成する。「作品名・大バコ.txt」を(ry


「大バコ」を切り分けたり、新たに追加するようなカタチで肉付けしていく。シーン数を増やしていって、ストーリーを具体的にしていく。書きながら、必要なキャラクターとか設定とかを考えて追加していく。設定を固めていって、確かなものにしていく。


シーンを箇条書きではなく、詳細に書き込んでいく。ただし改行する必要はナシ。ぜんぶ詰めて書く。「転」を重点的に埋めていくのを意識する。

 

 

肉付け

 

小バコがなんとなく出来上がったら、冒頭から見直して加筆修正していく。ストーリーをハッキリさせていく。セリフとか地の文とかも詳細に。徐々に「小バコ」を「本書き」に近いカタチにしていく。

 

 

推敲

 

それが終わったら「推敲」を始める。すでに推敲していたような気がしないでもないけど、便宜上ここからを「推敲」とする。推敲は冒頭から始めるけど、見出し一覧機能でいろんなシーンから推敲していってもいい。


推敲は一度では終わらない。冒頭からラストまで推敲が終わったら、もう一度冒頭から推敲を始める。二度目の推敲で「脱稿」に至るのがベストだけど、自分は三度目くらいで脱稿にする。ただ、それでもまた終わりじゃない。まだ改行してないし、サウンドノベルにするための体裁を整えないといけない。

 

 

開く

 

詰めて書いていた文章を、改行していくことで「開く」。サウンドノベル用の縦横比ないしテキストサイズにして、ビジュアルを意識して開いていく。改行作業をしながら、また推敲していく。


改行してみないとわからない「粗」がある。読みやすさとか、くどさとか、テキストの美しさとか。改行作業は基本二周。つまりここまでで、自分は推敲を五周する。

 

 

スクリプト作業

 

改行作業が終わったら、スクリプト作業に入る。NScripterで言えば、「@」を入れたり「¥」を入れたりが最初。画像やらBGMは後で。まずテキストだけで完成させる。「@」や「¥」を入れながら、さらに文章を整えていく。


それが終わったら他のスクリプトも書いていく。もう推敲はあんましない。立ち絵描いたり、背景写真探したり、BGM合わせたり、いろいろする。シナリオ書くよりよっぽど楽な作業。「作品」のカタチが見えてくるから、やってて面白い。サクサク進む。

 

 

テストプレイ

 

実際にプレイして文章の流れとか退屈さとかそういうのを何度もテストする。文字や画像やBGMが流れてみないとわからないことがたくさんある。何度もプレイして修正していく。


で、完成。

 

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