絵をかくとき手元に「デッサン人形」があると捗ります。
神絵師ならともかく、脳内イメージだけでは限界があるんですよね。
以下、デッサン人形のタイプ別の一覧記事が見あたらなかったので、メリットとデメリットをふくめてメモがてらまとめておきます。
木製デッサン人形
- メリット: 安い、高耐久、固定しやすい
- デメリット: シンプル
木製人形はとにかく安価。人型だけなら1700円程度、手型つきでも3000円程度。
男性フィギュア
- メリット: 広可動域、手オプション
- デメリット: 高い
とにかく可動域が広い。手のカタチがいくつかオプションとしてつき、カラダの凹凸も木製よりはわかりやすい。そのかわり高い。安いフィギュアは可動域が狭くこわれやすいので、安さ基準なら木製人形のほうがいいとおもいます。
女性フィギュア
- メリット: 女性的な凹凸
- デメリット: 男性フィギュアより可動域が狭い
女性フィギュアは男性フィギュアより可動域が狭いことが多いです。可動域やリアルを重視するなら後述のシームレスドールのほうがいいかもしれません。
シームレスドール
リアルすぎて画像掲載できません。
▼ 代わりに検索済みリンクをのせておきます
- メリット: 最強の可動域、圧倒的リアル、比較的高耐久
- デメリット: 欧米スタイル
シームレスドールは最強のデッサン人形タイプです。ワイヤー入りのシリコン素材でぐにゃぐにゃ動きます。比較的高耐久(ただしムリな姿勢で長期間放置すると肌が裂けはじめる)で、しかも通常のフィギュアと同価格帯です。
ただし最新タイプゆえに日本にはまだ浸透しておらず、欧米スタイルの人形ばかり(国産はおそろしく高価)。
チビキャラ(SD)
- メリット: ニッチな需要
- デメリット: 商品の少なさ
チビキャラのデッサン人形(素体)はラインナップが少ないです。ほぼこれ一択という商品しかなく、選択肢も需要も限られます。
手と足
- メリット: ニッチな需要
- デメリット: 女性タイプばかり
女性の手タレ・足タレ代わりを想定して作られている商品ばかりで、男性タイプはまだ良い商品がありません。また足はともかく、手は自分の手をみてデッサンしたほうが早い気もします。
3Dデッサン人形
▼ デザインドール(無料&有料)
▼ イージーポーザー Steam有料版
▼ イージーポーザー モバイル無料版
- メリット: カスタマイズ性、パース調整
- デメリット: 難易度
上記の2ソフトは無料でも使え、初心者でも比較的カンタンに扱えますが、電子ツールに不慣れなヒトはさいしょ戸惑うかもしれません。ただし自由度やカスタマイズ性はあらゆるリアルデッサン人形に勝ります。
絵描き御用達のペイントソフトCLIP STUDIO PAINT PRO(クリスタ)にもデッサン人形機能はありますが、クリスタが重くなるのでオススメはしません。
3Dキャラ作成ツール
▼ Vカツ(無料)
▼ VRoid(無料)
- メリット: 抱負なプリセット、カスタマイズ性、着せ替え
- デメリット: アニメ調
厳密にはデッサン目的のツールではないですが、造形を比較的自由に変えられるので便利なデッサンモデルとしても使えます。VTuber用途を想定したソフトなので基本的にはアニメ調です。
まとめ「お絵かきのサポートに」
ポーズや構図が苦手────
そういう絵描きにデッサン人形は役立つとおもいます。
神絵師は脳内イメージだけで複雑なイラストを描けますが、ほとんどの絵描きは参考資料を手元に置きながら描くはずです。ポーズや構図が苦手なのは、練習不足というより、そもそも資料を用意していないせいかもしれません。
見て、さわって、理解をふかめる。
デッサン人形、資料のひとつにいかがでしょうか。
今回は以上です。よきアートライフを────ではまたφ(・ω・ )
▼ 絵の関連記事