「Artists&Clients」という海外サイトを見つけました。
日本でまったく知られていないサービスのようなので、メモがてらまとめておきます。
なにか間違っていたらおしえてください。
「Artists&Clientsって?」
「Artists&Clients」は、「アートコミッションサービス」です。
「&」を「n」と表記して「artistsnclients」とも。
さいきん日本で「Skeb」というイラストコミッションサービスがはじまりましたが、そのSkebの「元ネタ」だとおもわれます。
Artists&Clientsの設立は2012年。4人チームの小規模運営ですが、「art commission」で検索上位に表示されるくらいにはメジャーなコミッションサービスのようです。
” Artists&Clientsは、アーティストとクライアントの両方の仕事を単純かつ簡単にするための目標とツールをそなえた、アートコミッション市場です。(Artists&Clients is an art commissions marketplace with the goal and tools to make work simple and straightforward for both artists and clients.) “
About us - Artists&Clients
▼ Skebについてはこちら

「コミッションって?」
「(アート)コミッション」は、カンタンにいうと「有料リクエスト」です。
クライアントの依頼をもとに、アーティストがイラストを描き、代金をもらうと。
つまり「Artists&Clients」は、「アーティストとクライアントのコミッションを、簡単かつ円滑にすすめるためのサービス」ということになります。個人同士のサービス。
コミッションは、海外では当たりまえのように行われています。「Artists&Clients」をつかわない場合は、個人同士のメールのやりとりや、「DeviantArt」上でコミッションをこなしているようです。


イラストを有料リクエストする文化なんてあるんだね!
なお日本での「イラスト」は、英語圏だと「アート(art)」。また日本での「クリエイター」は、英語圏だと「アーティスト(artist)」となります。
「日本人でも仕事だしたり、受けたりできるの?」
アーティスト側は、「PayPalのビジネスアカウント」が必要なようです。
グローバルに個人間送金をおこなうには、PayPalが不可欠。また「送金をうけとる」場合、法律等の問題で、PayPalをビジネスアカウントに格上げしなければならない(本人確認書類が複数必要)。
▼ PayPalビジネスアカウント登録方法

クライアント側は、通常のPayPalアカウントで送金可能だとおもいます。


海外では「PayPal」で個人間送金をしているんだな
「流行ってるの?」
総コミッション数が「数百」のアーティストがザラにいます。
アーティストの個別ページで、出身国・コミッション数・コメント・作例・サイトリンクなどがみられます。ほんとうにグローバルでいろんな国のアーティストがいます。
「手数料は?」
手数料は「15%」のようです。
やすいっすね……。Skebとおなじくらい。
▼ 公式ヘルプ(かなりわかりやすい)

まとめ 「日本人もつかったら?」
なんで日本人がぜんぜん参入してないんですかね……。
平均的な画力をみるかぎり、日本人クリエイターでも十分たたかっていけますよ。
「言葉の壁」も、いまはGoogle翻訳がありますから、中学英語くらいの知識があれば十二分に対応できるのでは。「じゃあオマエがさきにやれ!」といわれたらちょっと口ごもっちゃいますけど。
Artists&Clients、みなさん使ってみては。
今回は以上です。よきアートライフを────ではまたφ(・ω・ )