「商業でやっていけるタイプじゃない」、心のどこかで思ってました。実際そのとおりだった。KADOKAWAの編集者と揉めに揉めて、業界だって干された。ヒトとして間違ったことはしていない。不正を告発して、クソを正直にクソだと言っただけだ。でもそれは商業では間違いだった。
それを見越して────ってわけじゃないですけど、商業出版する何年も前にこのブログを始めたわけです。商業がダメんなっても、ココに戻ってこれるんだっていう、安息の場所がほしかった。だからこそ告発しちゃったんでしょうけどね。
「ブログを創作に活かせないか」って、ずっと考えてます。
WordPressを使いはじめたのだって、元はといえばその「優れたカスタマイズ性」を創作活動に活かせないかと思ったからだった。
砦(サーバー)の強化
先日、ブログのサーバーを移転しました。
記事
目的は、サイトの表示速度アップです。
結果、もともとアクセスに6秒以上かかっていたブログが、ほぼ3秒にまで短縮されました。半分ですよ半分。
サイトの表示速度って、閲覧数に直結するんです。いまのネットユーザーはとにかく「こらえ性」がないですから、表示が遅いとすぐに離脱してしまう。
おかげで確かに、アクセス数は伸びました。それはもうわかりやすく。移転に合わせてブログデザインを大幅に見直したのも良かったのかも。
ただこれは「準備」にすぎません。
創作活動のすべてをコンテンツにできないか
いま考えてるのが、コレですね。
「なに言ってんだこいつ」って感じかもしれませんけど、わりとマジで考えてます。具体的には、「制作物」だけでなく「過程」もコンテンツにする。
ブログは過程を書き残すのにピッタリなんですよ。
Twitterって手段もありますけど、ハッキリいってTwitterはクリエイターを搾取することしか考えてないようなクソプラットフォームなんで、論外ですね。ブログみたいなマネタイズはできません。
せいぜいTwitterは宣伝の1ツール止まり。あそこで創作屋がハッスルするのは、あんまりよくない。互いに互いの首絞め合ってるようなもんです。そりゃみんな漫画村みても良心のひとつだって傷つかなくなるでしょうよ。
先日フォロワー50000人もいるマンガ家さんが、連載打ち切りになった悔しさをTwitterマンガにして、万RTもらってましたけど────その50000人は飾りか?って話で。
「50000人ホームレスがいる公園に自動販売機置いても儲かるわけじゃない」って友人が呟いてて、あまりに辛辣で笑っちゃったんですけど、まぁその通りだなって。
Twitterは「気持ちのいい場所」です。ヒトがいる。承認欲求が満たされる。ただそこでいくらスゴい数字を叩きだしたって、創作する人間が必ずしも報われるわけじゃない。
ブログのほうが、まだマシなんじゃないか。
見てくれるヒトの数が、Twitterより圧倒的にすくないとしても。
ブログ連載、からの
ブログで無料連載からの、Kindle本化、アプリ化、YouTube動画化。
シンプルですが、いまこの流れを考えてます。
ブログだけに依存するのは恐い。Googleがいつ気まぐれを起こすかわかったもんじゃない。30万ダウンロードされたサウンドノベルアプリだろうが、Googleは後からどんどんルールを変えて、無警告で削除しやがる。Googleのサービスは便利だが、絶対に信用してはいけない企業だ。
Amazonだってそうだ。信用できない。どんどん勝手にルールを変えやがる。今まで売れてた本が、Amazonの気分次第ですぐに売れなくなる。そんなとこに埋没するのはゴメンだ。
アプリはアプリで、制作に時間がかかる。マルチストア展開は容易だが、とかく時間がかかるのがネックだ。「ギャンブル性」が高い。そこに埋没するのは言わずもがな恐い。
だから、分散する。
そのためのブログであり、Kindle本であり、アプリだ。「経路」を分散する。成長スピードはそれぞれ鈍化してしまうが、長期的にみれば「安全」なのは間違いない。
あと、創作でYouTube動画ってなにやんだ?って感じですけど、電子音声でノベル動画つくれるんじゃないかなって。ゆっくりとかCeVIOとかで。ただゆっくりは、最近YouTubeの削除アルゴリズムに引っかかって揉めてるみたいですけどね。Google様の気まぐれはホントこわいよ。
ティラノビルダーと電子音声つかえば、一応フルボイスのノベルゲームは作れます。連番出力機能もありますし。ただ、YouTubeのメインユーザー層は「読み物」なんてロクに読みませんし、労力対効果に見合うとはおもえない。よっぽど余力があれば手をつけます。
まとめ 「カンタンにはいかない」
個人で創作で生きていくって、本当に難しいです。
これ以上難しいことって何があるんですかね。泣きたくなるくらい実現が遠い。
しかも自分がやりたいのは、「当たり」「ハズレ」のあるギャンブルじゃなくて、「誰でも努力次第で叶えられる道筋を見つけ出すこと」です。
「めっちゃバズって売れれば創作で生きていけるよ!」って、そんなのくだらないんすよ。ただの運じゃないっすか。そうじゃなくて、「確実なもの」じゃないと。言語化できる道筋じゃないと、意味がない。後続が誰も幸せになれない。
「個人創作文化」って、わりといま危機に瀕してるとおもってます。「趣味」にはなるけど「仕事」にならない。それが当たり前になってる。そんなの絶対ダメでしょ。仕事にならないことは、絶対に衰退しますよ。手軽に儲かるものばっかりが増えていく。二次創作、アダルト同人、そんなのばっかり増えていく。多様性がなくなる。
どうにかして、確実な道を作りたい。
今回は以上です。良きコンテンツライフを────ではまた。