引きつづきノベルゲームの構想を練っていきます。
今回は主に「ゲームシステム」と「ストーリー構成」についてです。
以下、メモがてら書いていきます。あくまで構想中、今後大きく変更される可能性もありますのであしからず。
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この記事の目次
ゲームシステム構想
※ 画像はすべて開発中の仮のものです。
感情理解
↑ 「感情理解システム」の初期案。(『東京魔人学園』の影響をうけまくってます。なお魔人学園は漢字UIで主人公の感情を示すシステム)
「愛」「楽」「哀」「怒」「悪」「恐」「和」「驚」。インドの感情表現「ラサ」を参考に選出。
「共感システム」って言葉と迷ったんですが、共感は同調の意味もあるんで、「お前の感情は理解できるけど同意はしないよ」というシーンでは矛盾になってしまう。
上の画像を解説すると、「相手の感情を予想して、アイコンを選択する」ということ。正解ならSE、不正解なら無音(わざわざ不正解でストレス増やしたくない)。そしてエピソードの終わりに「スコア」表示など。(感情が全く読めないキャラクターもいる)
理解できなくても、基本的にストーリーには影響しない(例外的なフラグはあるかもしれない。たとえば「戦闘シーン」で5回のうち3回相手の心理を読み違えたらゲームオーバーとか、キャラクターの好感度に影響するとか)。
まぁだいぶシンプルですね。技術力ないんで、ゲームシステムはなるべくシンプルなほうがいいと思いました。
心の言葉
キャラクターの過去の言動から、「特定の言葉」を突きつけるシステムです。
正解不正解に応じたテキストが表示。ただこれも感情理解システムと同様、ストーリーには基本的に影響しないようにしようかなと。推理パートにも使えそう。
答えはひとつに限らず。また誤答にはヒントを3つまで与えたり、「答えを○○に聞く」という助け船も用意したり。(感情理解がメインで、心の言葉は決定的なシーンのみ)
はい、これもめっちゃシンプルですね🐵
TIPS
↑ これは『クロノウサギR』の画像。
用語や登場人物をTIPSでまとめます。
ヒントをここに書いてもいいし、単に世界観を補足してもいいし、非常に汎用性の高いシステムだと思います。
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テーマとの親和性
システムやギミックは、作品のテーマに沿ったものにしたいです。
「感情理解」「心の言葉」は、キミはキメラのテーマに沿ってます。作中に登場するキメラたちは「フェロモン能力」という特殊能力をもっていて、それは「共感」の力であるとされているからです。
あくまで「ノベルゲーム」。RPGや対戦ゲーに比べたら確実に「ゲーム性」は劣るジャンルです。ノベルゲームの根幹はあくまで「ストーリー性」。そのストーリー性を増幅させるようなシステムやギミックを用意したい。
「感情理解」「心の言葉」を基本として、もうすこし何かギミックを加えたいなと思っています。あるいは、もっと良いアイデアが浮かべば別のシステムにするかもしれません。
ストーリー構想
7人の主人公と7人の敵役
7人の主人公たちによる、7つのエピソードを書こうと思います。(『サガフロンティア』『ライブアライブ』あたりの影響)
それぞれ対応する「敵役」もいます。それら敵役を、必ずしも物理的ではない方法で「打ち破る」のが基本的な流れです。無論ゲームオーバーもあり得る(1周目は必ず敗北させるかもしれない)。
そして7つのエピソードをクリアすると、「ラストエピソード」が出現すると。そこには「黒幕」ないし「真の敵」がいる。
それぞれのエピソードのボリュームは、せいぜい数万字程度にしようと思います。ただし、具体的な文量はあらかじめ決めません。ガチガチに縛っちゃうとアイデアも縛られちゃうと思うんで。ボリュームは緩く。
ありがちな構成ですが、流れと目的がハッキリしてるんで、作りやすそうですね。ひとつひとつのエピソードもコンパクトにできますし。
種族・性別・所属はバラバラ
これもサガフロやLALを影響を色濃くうけてます。
とりあえず今考えているのが、
- 元人間(眷属)
- 半人半キメラ
- 超能力者の人間
- 竜人
- アンドロイド
- 研究者の人間
- 獣型キメラ
以上、7人の主人公。
キミキメ世界には大きく分けて「ただの人間」「キメラ」「アンドロイド」「超能力者」の4種族がいます。数は人間が多いんで、自然、主人公も人間が多くなります。ただし、どれも「一癖ある人間」にはするつもりです。
国際色
キミキメの世界は、こちらの世界のパラレルワールドです。
舞台は日本といえば日本なんですが、首都が「東京」ではなく「帝都」だったりと、こちらの世界とはすこし時の歩みが違っています。
ただ、舞台が島国で、左に大陸があって、遥か右にも大陸があって────みたいな地理はさほど変わりません。「外国人」という概念ももちろんある。
せっかくSteamで出すことを目標にしてるんで、物語のスケールを拡げるためにも、キャラの国際色を豊かにしたいと思ってます。また、キミキメにはもともと「差別や偏見」というテーマがあるんで、そのへんを内包させる意味でも。
具体的には「東洋系」「西洋系」「中東系」など。
国名はたぶん決めません。実在の国名をあげたくないって意図もありますし、数年後にその国名が消滅している可能性もあるとおもうんで。
ネタ帳用意
ネタバレぜんぶブログに書くわけにもいかないので、リアルネタ帳を用意する必要があります。
あとアイデア出しするときは、頭の中だけで考えるのは絶対にNG。処理が追いつかなくなるんで、紙にちゃんと書き出したほうがいい。単語単語を書き殴ってみたり、四角や丸で囲んで繋げてみたり、自問自答、疑問符をつけて答えてみたり(○○はどうしたい?とか)。
5W1H
- WHO(誰が)
- WHEN(いつ)
- WHERE(どこで)
- WHAT(何を)
- WHY(なぜ)
- HOW(どのようにして行うのか)
↑ ストーリー作りの基本中の基本ですね。
「誰が」「いつ」「どこで」「なぜ」の4つは、割とカンタンに決まると思います。(「誰が」は主人公で考えるよりも、悪役で考えるほうがスムーズな時もあります)
問題は「何を」と「どのようにして行うのか」だと思います。
ストーリーそのものになる部分です。キャラ重視、世界観重視なら別ですが、自分はストーリー重視で作りたいんで。
「何を」は、「主人公が何をするか or 悪役が何をするか」の部分────つまりストーリーにおける「事件」のこと。そしてそれを、どのようにして終わらせるのか。
あらかじめザックリと決めておきますが、あまり初期プロットに凝り固まりすぎるとストーリーが縮こまっちゃう気がするんで、そのへんも緩く。
物語の期限
ノベルゲームには必ずといっていいほど「期限」が存在します。(WHENに相当)
期限がないと、時系列はどんどん前に進んでしまう。一本道のストーリーだったらそれで構いませんが、「選択肢」のある場合はほぼ必ず期限が必要になります。
具体的には、「夏休みスタートから終了まで」で考えてます。
ほぼ1ヶ月ですね。数ヶ月とか数年にしちゃうと、ボリュームがエラいことになっちゃうんで、1ヶ月くらいが妥当だと思いました。
人称
日本語には「俺」「僕」「私」「ワイ」など、いろいろ一人称があります。
英語はそうもいきません。英語はぜんぶ「I」です。
だから複数視点の小説だと、地の文は三人称にしないと誰がしゃべってるのか意味不明になる(日本語の小説でも大体そうですが、英語はなおさら)。
ただ、ノベルゲームの場合は「視点者」を明示しやすいです。ウインドウ左に視点者の顔グラを常時表示させたり、名前を表示させたり、左右に斜め立ち絵をのせて対話形式にしたり、選択肢で視点者の顔グラを添えたり(ペルソナ3のリメイク版みたいに)。なので「一人称複数視点」も、やりようによっては可能なんじゃないかなと思いました。
ローカライズはまだまだ先の話ですけど、一応意識しておくと。
アドベンチャーの地の文
「地の文」は、会話文じゃない部分のことです。
サウンドノベル形式の場合、地の文がメインになります。一方アドベンチャー形式の場合、会話文がメインになります。
地の文をあまり書かずに済むって、書き手としてはめちゃくちゃラクですよね。読み手としてもラクだとおもいます。まさにWIN-WIN。ただもちろん、「地の文の描写に頼れない」っていうデメリットもあります。
今作はアドベンチャー形式でやっていきます。ただ途中、演出の一環としてサウンドノベル形式に切り替える可能性はありますが。
その他
キミはキメラ公式サイト
このブログとは別に、キミキメ専用のサイトを作ったほうがいいと思いました。
ドメイン自体はもう取得しました。「kimikime.com」です。シンプルすぎる。まだなーんにも置いてません。たぶんWordPressで構築します。
このブログ、情報がゴチャゴチャしてるんですよね。創作メインでやってますけど、他の情報も雑多にあります。そろそろ「ゾーニング」が必要かなとは思ってたんで、この機会に作りました。(公式サイトはあくまで「玄関」的な役割になるかなと)
.comドメインは、月額約100円です。
これを安いとみるか高いとみるか。.jpドメインよりはよっぽど安いですけど、運営費はとても大切なんで、ちゃんと元をとれるようにする必要があります。
背景の彩度
背景の彩度はやや落としたほうがいいと思いました。
背景の色がゴチャゴチャしてると、立ち絵の邪魔なんですよね。というかノベルゲームで背景を一生懸命みてるユーザーはなかなかいないと思います。
あくまで背景は、キャラクターをシーンを引き立てるためのもの。自己主張が強すぎない程度に、彩度は落としておこうと思います。(もちろん例外はある)
まとめ


感情理解システムかぁ。工夫次第でいろいろできそうだね! 分岐が複雑になりそうだけど


まぁ、かるいクイズ要素ってことで。分岐は余裕があったら複雑にするよ


7人の主人公ってちょっと多くない? ボリュームだいじょうぶ?


シナリオの短い主人公もいれば、長い主人公もいる────といった感じに対処するつもりだ


ああ、サガフ○のリ○ート編みたいに手を抜くこともあるわけね


第一パーティーから外せる主人公の話はやめたれ
ぼんやりとゲームシステムとストーリーの構想ができてきました。次は、フローやタスクですかね。具体的にどうやってカタチにしていくのか考えていくと思います。
今回は以上です。ノベルゲライフを────ではまたφ(・ω・ )