手短に書くと、
自分「なんでKDP作品ってカテゴリ2個までしか変更希望できないの?」
サポ「担当部門に問い合わせるわ。ちょっと待っとれ」
自分「……」
サポ「回答きたわ。10個まで登録できるぞ」
自分「は?」
サポ「KDPはカテゴリ10個まで登録できるようになったぞ。ただし……」
って感じです。なお出版後のカテゴリ変更はKDP問い合わせフォームから可能です。以下、「ただし……」の部分を詳細に。
あくまで「最大10個」なだけで、実際はせいぜい3~4個が限界だと思われます。自分はダメ元で7個カテゴリ希望をひねり出しましたが、OKが出たのはそのうちの4個だけでした。
今までが2個までだったので、改善といえば改善ですが…………実は、他に融通が利かなくなった部分もあります。
以前までは、「SF・ホラー・ファンタジー」と「ライトノベル」といった、「親カテゴリが異なるカテゴリの同時登録」が許されていました。現在はムリだそうです。たとえば「文学・評論」が親カテゴリなら、その中の子カテゴリしか選べません。また「ライトノベル」であれば、KDP作家が登録できる子カテゴリが存在しないので、それ以外は選べなくなります。
■ OKな例(親カテゴリが同じ)
Kindleストア > Kindle本 > 文学・評論 > SF・ホラー・ファンタジー
Kindleストア > Kindle本 > 文学・評論 > ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
Kindleストア > Kindle本 > 文学・評論 > 小説・文芸
■ NGな例(親カテゴリがバラバラ)
Kindleストア > Kindle本 > 文学・評論 > SF・ホラー・ファンタジー
Kindleストア > Kindle本 > ライトノベル
Kindleストア > Kindle本 > 絵本・児童書 > 読み物
以下、実際に登録できた例を貼り付けます。該当書籍は新作の『キミはキメラ 畜生共のパレード』です。
新作『キミはキメラ 畜生共のパレード』
ストアページ ランキングの下
ストアページ 「関連商品を探す」の下
ストアのランキング直下のカテゴリは、「上位3個のカテゴリ」になります。その他のカテゴリを確認したい場合は、「関連商品を探す」の下部に記載があります。
一般文芸系の作者さんにとっては、純粋に朗報だと思われます。ただしライトノベル系の作者さんは、以前より間口がかなり狭くなりました。
この件に関しては、個人的に「ライトノベル内での子カテゴリ新設」をサポートに希望出しておきました。実はすでに「テーマ」の分類はあるんですが、KDP作品は登録できないし、そもそも分類がテキトーなうえになんかオカシイんですよね……。
現状ほぼ機能してないだろうナゾのテーマ分け
ライトノベルは超のつく激戦区。当たればデカいでしょうけど、今の仕様では個人作家はかなり戦いづらいです。1つしかカテゴリ登録できないので、ランキングの恩恵はまず受けられない。すぐに埋もれる。
自分の場合は「一般文芸寄り」のつもりで書いているので(こんな表紙デザインでも)、ひとまず一般文芸のほうに身を寄せることにました。……今後どうなるかはわかりませんが。正直、端から見たらラノベ寄りの見た目だとおもうんで。
またKDPサポートの方いわく、「カテゴリ周りの仕様は今後またコロコロ変わる可能性もある」とのことです。ご注意をば。
まとめ
● KDPはカテゴリ10個まで登録可!
● ……でも実際はせいぜい3個くらいまで。
● 親カテゴリ同じじゃないとダメ。
● ジャンルによっては1個までしか登録できなくなった。
● 仕様は今後もコロコロ変わるかもだぞ。
「お客様よりいただいたご意見やご要望をもとに、今後ともプラットフォームおよびサービスの改善に努めてまいります。その他ご意見、ご要望がありましたら、お知らせください」
↑とのことなんで、皆さんもガンガン問い合わせればいいと思います(ぶん投げ)
以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。お互い良きKDPライフを過ごせますようm(_ _)m