ゲーム画面をワイドサイズにするのを躊躇う理由とか

 NScripterがワイドスクリーンに対応してから一年弱(?)。
 続々とNScripter使いが、ワイドスクリーンに手を出し始めているように思える。
 急かさせるようなものを感じつつ、自分はなかなか踏み出せない。
 いくつか理由みたいなものはある。

◆ ワイドそのものに魅力を感じない
 ノベルは基本的に動的なゲームじゃない。やたらめったら動くというのは無い。
 もちろん一部の動きまくるエロゲとかは除いて。あとOPムービーとか入れているやつ。
 自分が「ワイドでよかったー」と思う時は、ただ単にモニター2台がワイドサイズなので、それに対応したエロゲのエロシーンを「全画面」に出来た時とかだ。
 普通にプレイする分には、ウインドウサイズでやっている。
 4:3ゲームだと、全画面にすると横に伸びてしまうので、エロシーンが残念になってしまう。
 ノベル系ゲームにおけるワイドの魅力は、自分に関してはその程度の認識。
 アニメとか動的ゲームなら全画面必須だから、ワイド対応必須なのも即行で頷けるんだけどね。

◆ まだまだ違和感を覚えてしまう
 4:3に長年慣れてきたのだから、当然っちゃ当然。
 問題は、その違和感が今後も続くかということ。
 時間が解決してくれるなら、それは本当に単なる「違和感」で済む。

◆ 構図がなんか
 4:3と16:9では、絵の構図が大きく変わってくる。
 4:3ゲームにおける一枚絵の黄金比とかはもう既にあるらしいけど、16:9だとどうなるのか。
 自分はそこまで絵を描くわけではないけど、なんか大変そうという印象。
 ただでさえ横に長くて斜めの構図にしないといけなかったのが、もっと横に伸びてしまって、じゃあどうすんのと。
 もっと斜めにする?
 左右の余白は妥協する? 何かで埋める?
 なんかこう、ワイド対応のエロゲをやってて思うのは、「左右の寂しさ」と、無理矢理もっと斜めにしたための「斜めすぎる感」がある。
 これはいずれ解決する違和感なんだろうか。

◆ 文字ウインドウの存在
 自分が使っている手法は、「全画面ウインドウ」というもの。
 普通のエロゲは、「下ウインドウ表示」というもの。
 「全画面ウインドウ」は、画面全体が文字ウインドウになっていて、全体的にテキストとイラストが重なってくるタイプ。型月作品のタイプと言えばわかりやすいかもしれない。テキストに臨場感が出る。
 「下ウインドウ表示」は、よくあるエロゲのタイプ。画面下方に文字ウインドウがあって、大きめの立ち絵でキャラクターに臨場感が出る。
 両方のタイプは、それぞれ個性があるけど、それは別の話なので飛ばす。
 今回問題なのは、自分が「全画面ウインドウ」の手法をとっているということ。
 「全画面ウインドウ」の場合、テキストの羅列もまた、大きく「デザイン」として関わってくる。
 ワイドにした場合の影響力をとても受けてしまい、もちろん書き方は変えなければならない。
 しかし書き方を変えただけで、違和感を払拭できるかどうか。
 ワイドになるということは、テキスト列の横の長さが伸びるということ。
 もしウインドウサイズを横に縮小すれば、左右が寂しくなる。
 かといってそのまま横に伸ばせば、テキスト全体が間延びした印象を受ける、のではないか。
 横にそこまで長い文字列を読む機会が、果たして普通の人にあるのだろうか。
 縦読みならわかる。しかし普通のノベルゲームは横文字だ。
 ノベルゲームのサイズは変わっても、書籍のサイズはしばらくこのままだろう。
 横に長い文字列は読みづらい、という印象がある。

◆ スマホ対応とかONScripterとか
 ONScripterはまだ完全には対応していない?
 すいませんちょっと勉強不足でよくわかってません……。
 もし後々対応して、タッチの操作感とかも変われば、これについては問題ないのかもしれない。
 とりあえず、ONScripterは神。

◆ ワイドのメリット
 ・ワイドモニター対応(横伸びしない)
 ・表現の幅が(一部)増える
 ・立ち絵を横にずらっと並べられる
 くらいしか思いつかなかった。動的コンテンツなら必須だとは思うんだけどさ。

 
 以上、適当につらつら書いた。
 ワイド対応うんぬん言われ始めて4年くらい経った今、ワイド対応のエロゲは増えてきた。
 でも逆を言えば、まだ対応していないメーカーも割といる印象。
 人間の目は16:9だと良いみたいな記述もあったけど、果たしてどうなんだろう。

 正直に書いてしまえば、なんかワイドは気に入らない。