「ソシャゲシナリオの仕事あるんですけど、どうですか?」「いいっすねー! ぜひぜひ!」────なんて返事をして、結局なにも起こらなかった今日このごろです。
それはさておき、「ポートフォリオありますか?」ってそのとき聞かれたんですよね。
ポートフォリオ。携帯用書類入れ、金融資産の集合体なんて意味もありますが、クリエイター界隈では「作品集」という意味でもっぱら使われます。
作品をポートフォリオにまとめて、仕事先で自己アピール用につかうわけです。
自分はそのポートフォリオをずっと作ってませんでした。なぜって、やってることがイロイロあって何アピールしていいかわからなかったから。
以下、マルチクリエイターのポートフォリオについて考察し、メモがてら書いておきます。
この記事の目次
「マルチクリエイターってわかりづらくね?」
「シナリオライターでイラストレーターでブロガーでWebエンジニアでYouTuberでアプリ制作者で痔もちです」とかいわれても、「は?」ってかんじですよね。どれかしぼれよって話で。
そしてイロイロできるけど、1つ1つのスキルが突出しているわけではない。
自分がクライアントだったら、1つの分野の専門スタッフをそれぞれ雇うとおもいます。
「マルチクリエイターしかできないことって何?」
マルチクリエイターは、様々な作業の苦労をしっている。
それくらいですね。は?
「うんうんタイヘンだよねそれ……」って、いろんなクリエイターに共感できるくらい。はたして仕事に役立つスキルなんでしょうか。自分には正直わかりません。
「1つにしぼったほうがよくない?」
自分のメインは何か────まずそこをしぼるべきだとおもいました。
自分の場合はたぶん、シナリオライティングがメインですね。ビジュアルノベルを自主制作して、スマホで30万ダウンロードされた実績もあります。ソシャゲのシナリオライティングもふつうにできそうです。
ただやっぱ、ほかのこともやりたいですよね。
となると「複数のポートフォリオを用意する」のも手かなとおもいました。1つにごちゃごちゃコンテンツを混ぜるんじゃなくて、手をかえ(あるいは名義をかえ)、それぞれのジャンルのポートフォリオをつくると。
なお、foriioにはタグで振り分ける機能があるので、複数のジャンルにまたがって作品をのせられそうです。
「仕事用じゃなくてもポートフォリオって便利じゃね?」
じつは試しにポートフォリオページを作ってみました。
なお今回は1ジャンルにしぼらず、複数ジャンルごっちゃに混ぜてます。
▼ foriioで作ってみた

ポートフォリオの出来はともかく、「作ってみてよかったな」と思いました。
なぜって────「客観的に自分をみる道具」としても、ポートフォリオは便利だとおもったから。とくに今は良いサービスがふえたんで、視覚にやさしいポートフォリオがカンタンにつくれる。
シンプルに「作品置き場」「プロフィール代わり」としても便利そうです。
SNSや投稿サイトにポートフォリオのURL貼っとけば、とりあえずの自己紹介はカンタンにできると。
まとめ「〝ポートフォリオは一日にしてならず〟」
わかりづらい人間だからこそ、伝える努力を人一倍しなければならない。
初めてポートフォリオを作ってみてそう思いました。
そして「ポートフォリオの作り方」で調べていたら、「ポートフォリオは日々更新しつづけるもの」ってあったんですよね。そりゃそうだなと。
「ポートフォリオできたー! やったーうぉおお!! うんちー!」じゃなくて、すこしずつブラッシュアップしていく。マメなヒトに向いてそうです。じっさいマメなほうが仕事でも信頼されるんでしょう。面倒くさがりな自分には耳が痛い話でした。
「ポートフォリオの充実をめざす」────そういう活動方針もアリかもしれません。
よくエンジニアのヒトも、「まずポートフォリオつくれ!」って口すっぱく言ってますよね。仕事をみつけるためだけじゃなくて、「自分の単価(価値)」を上げるために必要なんだって。
マメに、なりてぇ。
今回は以上です。よきクリエイティブライフを────ではまた🐺