VRoidはカンタンですが、そのぶんモデリングの幅が制限されています。
「VRoidっぽい顔」にどうしてもなっちゃうんですよね。
以下、UnityやBlenderをつかうことなく、VRoid Studioだけでなるべく「VRoidっぽくない顔」にする方法を考察し、メモがてらまとめておきます。
この記事の目次
「ざっくり教えて!」
- 目のテクスチャを変える
- 肌のテクスチャを変える
- 髪のテクスチャを変える
- アイラインとまつげを整える
- 顔に影をつくる
- 細い髪をいれる
基本的なことですね。
ですがこの基本的なことを解決していくだけで、かなり印象が変わります。
▼ シンプルな動画解説版もつくりました。よろしければどうぞ。
「変化はどんな感じ?」
▼ 初期状態 & 改善後
もちろんテクスチャだけでなく、顔の大きさや輪郭も調整しています。
「VRoidっぽい顔の原因って、なんだろ?」
以下、あくまで個人的な考察です。
- テクスチャがデフォルトのまんま
- ハイライトがテカテカしてる
- 髪束の太さが一定
▲ これが「VRoidっぽい顔」の最たる原因だとおもいます。
つまり、テクスチャをすべてデフォルトから変更して、ハイライトのテカテカ感を軽減して、髪束の太さをすこしバラバラにすれば、印象がガラッとかわると。
「テクスチャをカンタンに変えたい!」
各テクスチャはpixivのBOOTHで公開されている素材を使わせていただきました。
リリースから日数が経ち、だいぶストアに素材がふえてきました。ありがたい限りです。あとSKIMAやココナラでVRoid系の出品してる人もふえてきました。
▼ BOOTHで検索
「瞳のテクスチャは?」
素材を使わせていただきました。すこし色味は変えました。
オリジナルで用意したい場合は、自分で描いたキャラクターの瞳をテクスチャ素材として加工するのがラクです。
「アイラインのテクスチャは?」
素材を使わせていただきました。キャラに合わせて一部削ったりはしました。
あとは好みで「まつげ」のテクスチャも変更します。
「肌のテクスチャは?」
パーツの凹凸を軽減したかったので、肌はいったん単色で塗り潰しました。
鼻と口元の陰影が、VRoidっぽさがとくに出ちゃうトコだとおもうんですよね。なので一度陰影をなくしてから、あとは好みで着色しました。
描き足したのは「唇の赤み」「頬の赤み」「髪でできる影」です。
「髪のテクスチャは?」
素材を使わせていただきました。
髪の1本1本はどうしても上下左右にズレるので、なるべくハイライトがキツくないテクスチャのほうが使いやすいとおもいます。
まぁ髪の調整はいちばん難しいですね。
「細い髪をいれるって?」
細い髪をちらす場合は、「断面形状:直線(板ポリゴン)」で描くとそれっぽくなります。
「まだVRoidっぽい!」
Unity&Blender「こいよ」
まとめ「手間ヒマはかかる」
手間をかければまだまだクオリティは上げられそうです。
究極は、UnityとBlenderの活用なんでしょうけど────自分のような素人モデラーには両ツールは厳しいですね。VRoid1本でやりたい。
髪とテクスチャの調整だけでだいぶ印象がかわることはわかったんで、あとはもっと手間ヒマをかけて、もっとキャラクターを可愛くしてあげられたらなと。
今回は以上です。よき3Dライフを────ではまた🐺
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