一般公開、そして大型アップデートからの新機能追加きましたね。(2018年8月3日一般公開、8月4日大型アプデv0.2.0)
今回は新機能メインにみていくので、その他の使い方やレビューを知りたい方は前回の記事(先行版)をご参考ください。
前回の記事
使い方/アプデまとめ
この記事の目次
新機能・修正点の一覧(ざっくり)
(以下はバージョン0.2.0)
■新機能
・体型編集機能(簡易実装)
・服のテクスチャペイント
・撮影モード(簡易実装)
・表情プレビュー
・肌のテクスチャペイント機能(UV展開ペイントのみ)
・UV展開のメッシュガイド
・テクスチャペイントのブラシサイズスペース(UV, World)
■強化
・顔編集機能の強化
■変更
・撮影機能をメニューから撮影モードへ移動
■改善
・終了時のフリーズ
・描画負荷
・UV展開ペイントの移動ツールのショートカット(シフト+左ドラッグ)
・ブラシ調整
・細かいバグ修正
↑ 古いバージョン読み込むとカッパ化しています(今後の対応に期待)。
新機能を試してみた
新機能のメニュー項目が増えました。
以下、新機能をざっくり試していきます。(前回作ったモデルはカッパ化してしまったので、今回はデフォルトの子で試していきます)
体型編集機能(簡易実装)
ちっこいモデルが作れるようになりました。
特定の性癖の方々などには待望の新機能だと思います。ただすこし────個人的には残念な部分もあります。
「身体を大きく」「胸を大きく」の項目がまだ無ぇ……。
上の画像が、胸部の最大サイズです。ぜんぜん「大きい」という感じはしません。横から見ても。なお身長の最大サイズは、デフォルトの状態がそうです。
ただこれ、「簡易実装」ですから、ほぼ間違いなく今後追加される機能だとは思います。いろいろと大きいキャラクターを作りたいんだという方は、もうしばらく待ちましょう。あと男キャラクターも早くほしいですね……。
服のテクスチャペイント(衣装編集の一機能)
衣装テクスチャのペイント機能が追加されました。
これでクソダサTシャツキャラが作りやすくなったと思います。全体的なカラー編集もしやすくて便利ですね。
ただこれ、「陰影テクスチャ」の色にかなり引っぱられるので、グリザイユ画法みたいにグレー色にしてオーバーレイカラーで重ね掛けとかできたらいいなー……なんて風にも思いますが。
表情プレビューと撮影モード(簡易実装)
表情プレビューと撮影モードが追加されました。
これもまだ「簡易実装」です。「撮影モード」というくらいだから、背景画像とかもいじれるようになるんでしょうね。
表情プレビュー、けっこう面白いです。さまざまな感情をまぜこぜにして、複雑な表情が作れます。ただまだ急ごしらえといった感じで、表情によってはパーツが顔の外にはみ出すことも。
単に撮影を楽しむだけでなく、「表情の確認」という意味でもめちゃくちゃ便利そうですね。
「UV展開がどうたらって……なに……?」
新機能項目にある「UV」うんぬん、自分もよく知りませんでした。なので調べました。
” UV展開とは、3次元の情報であるメッシュを展開し、2次元の座標に対応させる作業をいいます “
” なお、”UV”とは”XYZ”と同じく座標を表す用語です “
参考にさせて頂いた記事
UV展開 < テクスチャで模様を表現する < 簡単な3DCGの制作 | Blender入門(3.X / 4.X版)
「UV展開(別名:テクスチャ座標)」、モデリングの専門用語らしいですね。
三次元で表現されるモデルを、バラバラにして、ぺらっぺらの紙みたいな二次元で表現するやつと。
なるほど、わかりました(深くは入り込まない)。
顔編集モードの強化
なんかスライダー項目がめちゃくちゃ増えたような……(記憶が曖昧)。
とりあえず、前より顔の編集がしやすくなり、よりオリジナリティを出しやすくなりました。すげーな……。
「改善」項目への雑感
■改善
・終了時のフリーズ
・描画負荷
・UV展開ペイントの移動ツールのショートカット(シフト+左ドラッグ)
・ブラシ調整
・細かいバグ修正
終了時のフリーズは確かになくなった気がします(自分は)。
このへんの改善は個人の環境にもよると思います。「#VRoid」タグで公式が広くフィードバックを求めているので、感想や要望があればそこで。また、バグ報告は公式フォームから受けつけているそうです。
VRoidバグ報告フォーム
個人的に気になった点
「古いバージョンのデータが使えなくなるかも」って、わりと致命的だと思うんですよね。
ただ、ベータ版なのである程度は仕方ないです。そのへんはユーザー側も覚悟してベータ版を使わないといけない。もし「がんばって作ったモデルが使えなくなるなんてイヤだッ!」という方は、安定版が出るまで待ったほうがいいと思います。
それとまだ、「保存」や「タブ切り替えの読み込み」がけっこう遅いですね。
3D制作ツールというものが、そもそも重いソフトだとは思うんですが、タブを切り替えるたび数秒待つのはわりとストレスです。このへんの動作改善にも期待したいです。
高クオリティな作例はTwitterにたくさん
Twitterで「VRoid」と検索すると、技術力の高い方々が作った高クオリティのモデルがたくさん見られます。オススメです。
やっぱ皆さん「ハネっ毛」で苦戦してるんすね……。
まとめ
どんどん便利になってる(月並感)。
体型編集、衣装編集、表情プレビュー────これらはまだ簡易実装の段階であり、今後さらに進化していくと思われます。「○○を大きく」項目の追加はよ。
バグ修正や機能強化も積極的に行われていますし、今後が楽しみなツールです。
今回は以上です。良きバーチャルライフを────ではまたφ(・ω・ )
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