「静止画ダウンロード違法化なんてホザいてるバカはだれだ!」
いま「犯人さがし」が行われていますが、推進勢力のひとつが「出版業界」であることは間違いないです。
出版業界は貧するあまり、日本のネット文化を後退させようとしている。
この記事の目次
「静止画ダウンロード違法化?」
カンタンにいうと「ネットの画像を保存? は~い逮捕ww!」って感じです。
バカみたいな話ですが、出版業界はマジでその法整備をねがっている。
▼ 戦犯のひとつ「講談社」
▼ 戦犯のひとり自民党「甘利明」氏(追記)
甘利明氏がついに顔出ししました。よってKADOKAWA「川上量生」氏がバックにいることも間違いない。両者はつるんでサイトブロッキングを推進していた。
「なんでそんなバカなことしたいの?」
表向きの目的は「海賊版対策」です。
しかし本質は「ネット文化の後退」にあるとおもいます。
画像ダウンロードを禁止にすることで、ユーザーの著作権意識を強固にし、相互監視させ、書籍コンテンツの優位性を向上させようとしている。
「ダウンロードが不便になれば、本がまた活躍するね!」
脳ミソが腐ってるんでしょうね。
それかネットに触れたことのない老人たちがルールを作ろうとしているのか。
【追記】
自民党「甘利明」氏がいよいよ顔出し。出版業界と文化庁の暴走だけではなく、政治主導、インターネットユーザーを管理したい政治的判断が含まれていたと。ネット検閲、言論統制。KADOKAWA「川上量生」氏とともに推しすすめていた「サイトブロッキング」の延長の思想。
忘れてはならないのは────しばらく前まで「文化庁の暴走!」とネットで騒がれていたのが、じつは「政治主導」だったということ。甘利明氏がゲロったおかげで明らかになったカタチ。
「ネット民にどういう影響あるの?」
「個人用途でもダウンロードできない」ときけば、大体ヤバさは伝わるとおもいます。
SNSで勝手に他人の著作物をアイコンにするなんてことは、もともとただの犯罪ですが、それが規制されるとかのレベルじゃない。
「資料のための保存」すらNG。クリエイターどうすんのって話です。
「二次創作がー」とかいうレベルでもない。二次創作なんて権利者の姿勢の問題です。そもそも二次創作はクリエイティブでもなんでもない。重要なのは一次創作への影響。
安易な静止画ダウンロード違法化は、まちがいなく日本のクリエイティブを後退させる。
取りしまるなら範囲を限定するべきです。
「ヤバくね?」
あまりにもヤバい主張なので、当然炎上しています。
▼ 法学者らによる緊急声明
ヤバいヤバいと、おおくのネットユーザーは危機感をいだいている。
そんななか出版業界のオエライ方は黙りこくっています。「村八分」や「犯人さがし」をおそれている。しかし出版業界が戦犯であることはみんなすでにわかってる。
政界にコネをもつオエライ漫画家先生が、「こわいから今まで黙ってた。ほかの先生が反対声明だしてバズったからワタシも反対声明しまーす!」みたいなこといってて、ああこの業界は根っこから終わってるんだなとおもった。
日本の出版業界には、自浄作用がない。
つまり「外圧」でつぶすしかない。
「なんかプロレス感しない?」
個人的な印象ですが、すっごい「プロレス感」がある。悪い意味でのプロレス。
緊急声明だした法学者らも、「範囲を限定しろ!」という主張で、ルールづくり自体にはノリ気なわけです。もちろん範囲の限定はするべきだとおもいますが。
なんか「コントラスト効果」というか。さいしょにボッタクリ価格みせて、次にすこし安い価格をみせると、スッゴくおてごろに感じてしまうアレ。それ狙ってるんじゃないのって。
静止画ダウンロードの法整備ありきの議論────
プロレスでないことを祈るばかりです。
「音楽業界でもあったよね」
出版業界からしたら「音楽のダウンロードは違法だろが!」って感じかもしれません。
なぜ音楽業界がゆるされたのに、出版業界がゆるされないのかと。
この点、個人的には「一理ある」とおもっています。
現在のインターネットはまだまだ無法地帯。著作権意識をもったユーザーなんてロクにいない。どいつもこいつも他人の著作物をアイコンにして、Twitterで画像会話してイキってる。それが犯罪ですよなんて周りがいっても、理解しない、理解できない。著作権とかしらんと。クリエイターの権利? だからしらねぇってww
出版業界もクソですが、ネットユーザーの著作権意識もクソです。
出版業界の悲鳴はよくわかる。ダウンロードの違法化、たしかにするべきかもしれない。
ですが────
音楽の事情とはやっぱりちがう。
「静止画」は見ようとおもわないでも目にするものです。音楽や映画とはレベルがちがう。ネット上のいたるところにある。海賊版サイトなんて関係ない。禁止の影響は計りしれない。
また現在、「音楽を違法ダウンロードする理由」はほぼ無いです。時代はかわりました。Spotify、Amazonミュージック、定額の音楽聞き放題サービスがある。違法サイトでダウンロードして管理? いやいやメンドクサイ。音質もわるいし。YouTubeで公式配信いっぱいあるじゃん。
出版もそうなりますよ。そうなるべきです。
出版業界は、音楽業界の10年うしろをいっている。そして混乱している。
「出版業界つぶしたほうがよくない?」
出版業界の醜悪さは、ここ数年えげつない。
▼ 傲慢な海賊版対策
軽減税率のために政府にすりより、成人むけ作品を「生贄」にして、表現の自由を売ってでも生きながらえようとした。
サイトブロッキングだのなんだのほざいて、国民の「通信の秘密」を侵害しようとした。代表者が堂々と「検閲社会にするべき!」とほざく。
おまけに「電子書籍より紙で買ってほしいです!」。
地獄かよ。
ただ衰退するだけならともかく、まわりを犠牲にしてでも生き残ろうとしている。出版業界はもはや「インターネットの癌」。
早急に滅ぼしてしまったほうがいいとさえおもえる。
まとめ 「出版業界は早く滅んだほうがいい」
今まではわりと悠長にかんがえてました。
「栄枯盛衰、出版業界も時代のながれには逆らえないんだなぁ」って。
ですが現実はちがった。出版業界は時代のながれに必死に逆らおうとしている。
どうしても生きたい。まわりを蹴落としてでも生きたい。出版業界さえ────我々の居場所さえ残れば、ほかの連中がどうなろうとかまやしない。文化の衰退? 願ったり叶ったりだ! みんな紙の本を読め! インターネットなんかみてたらバカになるぞ!
本をたくさん読んだ人間は、バカになるんでしょうか。
あまりにも醜く、哀しい。
もちろん自分の怒りも醜悪。かつて業界にあこがれ、書店で働き、小説をかき、出版社から本をだした────その思い出がぐちゃぐちゃにまざって、腐臭を放っている。
出版業界が早急に廃れ、その権力をうしなうことを、せつに願います。
これ以上、本の未来を穢さないでほしい。