電子書籍の「表紙イラスト」のリクエストをいただきました。
Skeb本来の使い方ではないですが、おもしろい使い方だとおもいます。
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「Kindle電子書籍用?」
クライアントは、Kindleストアで「個人出版」をしている方です。
電子書籍っていま、個人でもめちゃくちゃカンタンに出版できるんですよね。
表紙画像とテキストを「でんでんコンバーター」という超有名ツールにつっこめば、本当にカンタンに電子書籍がつくれちゃいます。マンガならもっとカンタン。あとは「KDP(Kindle Direct Publishing)」に登録するだけ。
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好評既刊
「表紙イラストの依頼って、アリなの?」
Skebでは、基本的に「鑑賞」や「SNSアイコン・ヘッダー」等の個人利用のみでしかイラストを使用できません。
ですが────例外がある。
例外についてはガイドラインに書いてあります。
〝個人利用の範疇を超える二次利用を行いたい場合には、別途クリエイターの許可を取るか、リクエストに記入してください 〟
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▲ つまり「クリエイターの許可」をとれば、二次利用の範囲を広げられるわけです。
今回のケースでは、まえもってTwitterのDMで「Kindleや同人イベントの書籍で使いたいのですが……」とご連絡いただいていました。そのうえで、「リクエストにもそのように書いてください」とお願いしました。
個人出版での許可がほしい時は、「リクエスト内容に明記」しましょう。事前事後に許可をとるのもアリでしょうけど、個人的には二度手間だとおもってます。
「電書の表紙イラストの相場は?」
電子書籍の個人出版にかぎれば、「10000円~30000円」がふつうです。
まぁ安いですよね。商業ライトノベルの有名どころとかだったら、ケタがひとつ多いです。
個人出版は、とても低予算です。商業ほどお金がだせない。「万」すらだせないヒトもいる。
ただし────Skebは「リテイクなし」です。
仮にクライアントがリテイクを求めてきても、「いや規約で決まってるんで」とか、「じゃあ追加でリクエストください」とか突っぱねることができる。ここは大きなメリットです。
クオリティも、クリエイター側がコントロールできる。金額が安ければバストアップだけにすればいいし、描きこみ量もすくなくすればいい。なんなら断ってもいい。
クリエイター側がちゃんと判断するしかない。「自分を安売りしすぎない」ことも勇気だとおもいます。利用許可範囲をふやす分、価値は上がって当然ですから。
表紙イラストの基準価格を明記しておくのも手かもしれません
「表紙のサイズって?」
「白銀比サイズ」か「黄金比サイズ」が基本だとおもいます。
白銀比は「1:1.414」。黄金比は「1:1.618」。
今回のリクエストでは、サイズの指定がなかったのでこちらで判断して、「白銀比」で納品しました。縦原寸10000pxのPSD形式。
サイズの指定がない場合、クライアントの既存書籍のサイズをみて、判断してもいいかもしれません。もちろん、クライアントのほうでトリミングする可能性はありますが。
まとめ 「いろんな使い方がふえればいい」
表紙イラストもSkebで依頼できたら…………めっちゃラクですよね。
イラストレーターとしてもそうおもうし、小説家としてもそうおもいますもん。すんげぇラク。編集者とかいらねーじゃんって(火種)。
個人的には、「ブログ記事の有償リクエストサービス」とかも、出てこないかなぁっておもってます。そっちも双方にメリットがありますし。Skebでそういうオプション機能つきませんかね。
とにかく────よい経験ができました。
なおSkeb全体で1402番目のリクエスト、534番目の納品でした。
イラストレーターと個人作家、よい関係がきずかれることを祈っています。
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