タスクがたまってくると、アタマが混乱してしまう────
すると当然、仕事のパフォーマンスは落ちます。
以下、ワーキングメモリが低いとはなにかと、タスクが溜まりすぎて混乱してきたときの解決策をメモがてらまとめておきます。
この記事の目次
「タスクがたまると混乱しちゃう理由は?」
脳の「ワーキングメモリ」の性能が低下しているから、大量のタスクで混乱します。
わーきんぐめもりぃ?
「ワーキングメモリって?」
ワーキングメモリとは「短期間だけ保持される作業の記憶」のことです。
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ワーキングメモリがスゴいとどうなるの?
ワーキングメモリが優れていると、たくさんのタスクを同時に記憶できます
それどういうメリットあんの?
極端な例ですが────迷路にいれられても、道中をしっかり記憶し、最短距離で脱出することができます
へぇーすごい! 「迷路」を「ふだんの仕事」におきかえるなら────迷わずバリバリ仕事をこなせるヒトってことだね!
もちろん、世の中そんなニンゲンばかりではありませんし、疲労や状況によってもパフォーマンスは変化します
「ワーキングメモリが低いヒトの特徴は?」
- 複数のタスクを同時にこなせない
- 飽きやすい
- ドーパミンを欲しやすい
- 運動不足
ボクやんけ
複数のタスクを同時にこなせない────たくさんの作業を短期記憶することができず、ひとつのことにしか集中できません。忘れっぽいともいいます。
飽きやすい────ひとつのことにしか集中できないにもかかわらず、複数のタスクを背負ってパフォーマンスが低下し、結果的にそれぞれのタスクをブツ切りにしてしまいます。ただし、新しいことに感動する能力が高く、仕事の飲み込み自体は早い場合もあります。
ドーパミンを欲しやすい────全体としてのモチベーションを維持するために、つねに快楽や意欲を欲しています。だからこそ複数のタスクを背負いこみ、タスクを何度も切り替えることで、新鮮さを獲得しつづけようとします。
運動不足────ドーパミンは運動をつかさどる神経伝達物質でもあり、運動が不足するとほかのタスクでドーパミンを補おうとします。
あー、アタマの良いビジネスマンって、ちゃんと運動してるイメージあるなぁ
ワーキングメモリのパフォーマンスを上げたいなら、ほどよい運動が最良の行動かもしれません。もちろん、疲れているなら休むことが最優先です
ドーパミンって「きもちいい」って感じる脳内物質のことだよね?
はい。運動調節、ホルモン調節、快楽、意欲、学習────ニンゲンの活動に不可欠な物質です。ストレスやうつ状態にもふかく関係しています
もともとの脳のデキは仕方ないとして…………日ごろの習慣ですこしはマシになるのかなぁ?
「どうやったら混乱を解除できる?」
- タスクを整理する時間をとる
- 優先度の低いタスクを隔離する
- 休む
- 運動する
休むことと運動することは当然として────「タスクの整理」が重要になります
タスクの整理ってどうやるの? 手帳とか付箋(ふせん)とか?
TrelloやGoogleカレンダーを使いましょう。いまは便利なWEBツールがあります
そっか、いまの時代はWEBツールでタスク管理するんだね!
「イベントや予定」はGoogleカレンダーで管理し、「プロジェクトや進捗」はTrelloで管理することをオススメします。両方とも無料のWEBツールです
▼ Trello公式(プロジェクト進捗管理ガイドライン)
「タスク整理の時間をとる?」
行きあたりばったりで作業するのではなく、いちど落ちついてタスクを整理しましょう
Trelloを例にあげるなら、ボードやリストを整理するってことだね!
作業には必ず「優先度」をつけます。ただしあまり多くの基準があると混乱するので、「優先度:高」「優先度:中」「優先度:低」とせいぜい3つに分けます
Trello公式も似たような分けかたをオススメしてるね!
「優先度の低いをタスクを隔離する?」
本来の優先順位がわからくなって、行きあたりばったりで作業しはじめる────するとニンゲンは混乱してパフォーマンスを低下させてしまいます
優先度の低いタスクを隔離すればいいの?
はい。ワーキングメモリの性能にもよりますが、めのまえにたくさんの選択肢があると、ニンゲンはかえって混乱してしまうものです
どこに隔離すればいい?
「優先度の低い作業用ボード」というボードをつくりましょう。そこに優先度の低いリストを隔離して、視覚から遠ざけます
とりあえず見えないようにして、優先度の高い作業に集中するってことかー
1つ1つの作業にはマルチタスクではなくシングルタスクで取りくむことをめざします。WEBツールをうまく活用すれば、長期的にはマルチタスカーのように複数の仕事をこなせるはずです
ニンゲンが得意じゃない部分は、機械やシステムに助けてもらうんだね!
「休む?」
あせって休めないよ!
気持ちはわかりますが、休みましょう。普段できていたことができなくなるときは、脳が疲労しています
まぁ……そうかもなぁ
とはいえ気が休まらないのであれば、まずはタスクの整理からしましょう
「運動する?」
運動ってたいせつなんだねぇ
ドーパミンやセロトニンの調整という意味でも、血流改善という意味でも、運動はとても有用です
カラダを動かしてるときにかぎって、パッとアイデアうかんだりするよね!
「困った!」
「優先度の高いタスク……キツい」
優先度の高いタスクにかぎって負荷が大きく、モチベーションを維持しづらいときがあります
あるねぇ……。だからこそほかのタスクに逃げちゃうんだよねぇ
そういうときは、あえて優先度の低いタスクにとりくむことも有用です。気分転換というやつです
優先度だけハッキリさせておいて、あとはモチベーションと相談ってかんじなのかなぁ
タスクと優先度の可視化さえしておけば、混乱そのものはへるでしょう
「タスクが割りこんできた!」
ああああぁっ、予定になかったタスクが割りこんできたぁ!
いわゆる「割り込みタスク」ですね
こういうのイッチバン苦手! アタマ混乱する!
まず、おちついてタスクリストに登録しましょう
即対応しないといけないタスクなんだけど!
その場合でも、比重が大きめのものはタスクリストにまず登録します。すぐやらないことが重要です
ちょっとめんどくさいなぁ……。あせってすぐやっちゃいそう
おちついて作業のアウトラインを組みなおしましょう。行き当たりばったりで取り組むよりも、そちらのほうがスムーズに運ぶはずです
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まとめ「大事なのはメモリーの解放」
タスクを定期的におそうじして、運動したり休んだりすることが大切なんだね!
たくさんタスクが溜まっている場合は、優先度の低いタスクを隔離しましょう
……ワーキングメモリが優れてるヒトはこんなことで悩まないんだろうなぁ
純粋なマルチタスカーは数パーセントもいませんよ。それに、ヒトにはそれぞれ得意なことがありますから、自分の性質とうまく付きあっていきましょう
ヒトじゃなくてヒトデだけどね
今回は以上です。よきライフワークを────ではまた🐺