Twitterが最近いろいろ蠢いています。
サービスの改悪だけでなく、改良もあるにはあるんですが、振り回されているTwitterユーザーはかなり混乱しています。
今回の凍結祭り

そりゃ1日でフォロワーが何十人、ヘタすると何百何千と消滅して、果ては知人友人あるいは自分のアカウントまで曖昧な理由で突然凍結させられたら、混乱もしますわ。
そしてこれは今回限りではなく、断続的に続くと(今までも凍結祭はありましたが、おそらく今回のものは史上最大規模になる)。
以下、最近のTwitter社まとめと、所感をメモがてら書いていきます。
この記事の目次
Twitter社の黒字転換と株価暴落
黒字転換

からの株価暴落

今年の前半、「ついにTwitter黒字転換!」というニュースがありまして、そこからだいぶTwitterの「改変」が目に付くようになりました。
特にトレンド・ニュースの変化が著しかった。
ニュースのアイキャッチ画像が目立つようになって、各カテゴリのアルファツイッタラー(Twitter有名人)のツイートが選定表示されるようになって、ユーザーごとのパーソナライズが露骨になっていった。トレンドも企業系の話題ばかり。言ってしまえば「マーケティング臭」が濃くなった。
少なくとも日本において、Twitterはマスメディアの地位を確固たるものにしたなと。
ただ、黒字転換から「強気」になったのか、不正アカウントや休眠アカウントの一斉削除に乗り出し始めて、株価が怪しくなった。
Twitter上の不正アカウント・休眠アカウントの数というのは、具体的には明らかになっていませんが、何万とかいうレベルではないと思われます。実名登録前提のFacebookとは違うんで、たった一人が何百何千何万と「複垢」をつくることも可能だったわけで。
Twitterはある種、「不正が許されたからこそ流行った」ところがあった。少なくとも株主の一部はそう見ていた。
だから不正アカウント・休眠アカウントの一斉排除に踏み切ったとき、株主が「ユーザー数の減少」を懸念して、失望売り、Twitter社の株価が暴落した。
理不尽な凍結が恐い
Twitterユーザーが何に対して一番混乱してる or 怖がっているって、「よくわからん理由で突然アカウント凍結させられる」ことだと思うんですよね。
他人に危害を加える類いの物騒な言葉、自傷をほのめかす言葉────そういう「言葉狩り」によって凍結させられたり(「虫を○す」みたいな言葉もダメ。冗談もダメ)。また、「Twitter上の嫌われ者」が攻撃者たちによって一斉通報を受けて、強引に凍結させられたり(通報が多いとちょっとしたツイート経由でも凍結させられる)。
で、解除申請してもダメなら、弁護士使ってTwitter社訴えでもしない限り解除されないわけです(「街宣車でTwitter社にいったら解除された」なんて過激な前例も見かけましたが)。
サードパーティーの締め出し
半年前までTwitter社、「サードパーティー開発者には本当に申し訳ないことをした! お願いだから帰ってきてくれ! やさしくするから!」みたいなこと言ってたんすよね。
「サードパーティー開発者に帰ってきてほしい……」

「サードパーティー開発者への信頼回復に努めたい……」

それが半年後、どうなったか。
「やっぱりサードパーティー開発者ぶっ潰すッ!」

もう完全にサイコパスというか、DV夫・DV妻というか、学生を守るとかいってまったく守らない日本大学というか。
これは一時の痛みなのか
Twitter社が改革に踏み切っているのは間違いないです。
不正or休眠アカウントだらけのSNSだなんて、いずれはどうにかしなければならないでしょうし。ただ、化けの皮が剥がれてしまったコミュニティが、混乱するのも必至です。
これは果たして、一時の痛みなのか。
この痛みのあと、Twitterは改革に成功し、FacebookやInstagramに次ぐ素晴らしいSNSに生まれ変わるのか。
オタクはFacebookとInstagramに移住できない
FacebookやInstagramは、Twitterとはまたユーザー層が違います。
Twitterはいわゆる「オタク」が多くて、FacebookやInstagramはいわゆる「リア充・パリピ」が多い────ざっくりこんな風に分けられるかなと。
コミケでウェイウェイ騒げるような外向型オタクならともかく、いつも部屋でのんびりゲームしてるような内向型オタクは、そもそもTwitter以外のSNSの空気が苦手なわけです(Twitterですらギリ)。
Mastodonはアカウント作って放置
Twitterの最たる代替サービスとして、Mastodonが上げられています。
Mastodon使い方記事

しばらく前に話題になった時、試しにアカウントを作ってみました。
ただそれ以来、ずっと放置しています。
なぜって、TwitterとMastodonを同時並行で運用するのはタイヘンだからです。
みんなで「いっせーのーせ!」でMastodonへ移住すれば、それはもうほとんど不自由なくMastodonライフを楽しめそうですけど、実際はそんな風にはいかない。
「Twitterをどうしても離れなければならない」理由が、アカウント凍結されていないTwitterの一般ユーザーには無い。
まとめ 「不満は溜まってそうだけど──」

結局みんなTwitter使い続けるんでしょ?

Twitter社はそうタカをくくってるんだろうな
周りからオワコンオワコン言われながら、頭ごなしにオワコンを否定しているうちに、本当にオワコンになってしまった「ニコニコ動画」という前例もあります。
Twitterがそうならないことを祈るばかりです。
おまけのアンケ

今回は以上です。良きSNSライフを────ではまたφ(・ω・ )
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