【小説】プロットの書き方まとめ【4つのツールと5W1Hと箇条書き】

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質問をいただいたので。


プロットの書き方についてまとめます。


ほぼ自己流です。あまり期待しないでください。

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「プロットとあらずじの違いは?」

プロットは設計図あらすじ(シプノシス/梗概)は説明書


プロットは作者のためにあり、あらすじは他人のためにある。良いプロットは十人十色、良いあらすじは万人共通。プロットは未完成品、あらすじは完成品。


まったくの別モノ。

「ストーリーの基本は?」

ストーリーには「展開の考え方」がいくつかあります。


基本的には以下の4つです。

  1. 起承転結
  2. 序破急
  3. 三幕構成
  4. シンデレラ曲線

この4つはあくまで「ツール」です。好きなように使いましょう。

「起承転結?」

ストーリーを「起」「承」「転」「結」にわける考え方。


もっとも有名で、もっともカンタン。ただしそのぶんアヤフヤ。

  1. 起:OP・舞台説明(短)
  2. 承:転への過程・助走(長)
  3. 転:最高のもりあがり(短or長)
  4. 結:ED(激短)

▼ 起承転結

「序破急?」

序破急は「舞楽」から生まれた考え方。


「序」「破」「急」の三段でストーリーをとらえる。


序破急は起承転結以上にアヤフヤな概念。おなじ三段形式なら序破急よりも「三幕構成」を学んだほうがいい

▼ 序破急

「三幕構成?」

三幕構成」はポピュラーな脚本構成術。


ストーリーを3つの幕にわける手法。項目はおおいけどとても具体的。

▼三幕構成

三幕構成をつかえば、だれでも「まとも」なストーリーがつくれます。もちろん面白いかどうかは別。

  1. オープニング
  2. セットアップ
  3. カタリスト
  4. セントラル・クエスチョン
  5. 第2の10ページ
  6. 第3の10ページ
  7. ファースト・ターニングポイント
  8. フィン・アンド・ゲームズ
  9. ミッドポイント
  10. バッド・ガイズ・クローズ・イン
  11. オール・イズ・ロスト
  12. ダークナイト・オブ・ザ・ソウル
  13. セカンド・ターニングポイント
  14. クライマックス
  15. レゾリューション
  16. エンディング

▲ これらを箇条書きで穴埋めしていくのが初心者にオススメ。


詳細はWikipediaの「三幕構成」にて。こんなにたくさんの項目を覚えたくないなら「起承転結」でかんがえましょう。両者つかいわけてプロットをねるのもアリ。

「シンデレラ曲線?」

シンデレラ曲線は「感情の起伏」をグラフ化したもの。

▼ シンデレラ曲線

小説の創作に関するお話が中心のエッセイ・ブログ。

X軸が「時間」、Y軸が「感情」。視覚的にわかりやすい。


自作ストーリーのグラフをかいてみるのも1つの手。シンデレラ曲線の有用性はなんといっても「可視化」。ストーリーが単調かどうか一目でわかる。


注意すべきは「ジャンルによって曲線はかわる」こと。無理して「シンデレラ」の曲線に合わせることはない。

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「プロットってどう書くの?」

「ざっくりおしえて!」

  1. 箇条書き
  2. ツールで
  3. ペラ2枚
  4. 縛られない

「箇条書き?」

プロットは「見やすい」ことが重要。


イチバン見やすいのは箇条書きです。

  1. おじいさんが竹をたたき切った
  2. 中のかぐや姫に刃がすこしあたった
  3. 両親から多額の賠償金を請求された
  4. おじいさんは自己破産した

竹とりを仕事にしてるおじいさんが、竹やぶで光る竹をみつけた。ふしぎにおもって竹をたたき切ってみると、中にはかわいい女の子が。しかしスレスレで切ってしまったため、額からすこし血がでている。そこへ女の子の両親がかけつけて、「牢屋で余生をおくらせてやる!」とおじいさんを脅した。弁護士立ち会いのもと示談が成立。おじいさんは多額の賠償金を支払うことになった。負債をおったおじいさんは、竹とりを廃業し、自己破産した。

▲ 極端な例ですが、箇条書きのほうが短い文量でおさまります。


プロットとあらすじは違います。プロットをわざわざあらすじのように書く理由はない。自分がわかりやすいように書く。

「ツールで?」

下の4つのツールを使用。


「起承転結」「序破急」「三幕構成」「シンデレラ曲線」


正解はない。ツールを好きにつかってプロットをつくる。「起承転結」の4分割でかいてもいいし、「序破急」「三幕構成」の3分割でかいてもいい。「シンデレラ曲線」で視覚化してみるのもアリ。


初心者にオススメなのは「三幕構成の穴埋め」ですが、展開がありきたりになってしまうデメリットもある。


三幕構成でかいてから起承転結にわけるのもアリ。

「ペラ2枚?」

  1. ストーリー表
  2. 登場人物表

「ストーリー」と「登場人物」をわける


宝島の地図をかくつもりで、それぞれ1枚にまとめる。


具体的には2000~10000字ほど。ジャンルによって上下しますが、「1~2枚でラクに視認できる」ことが重要。


(出版社への持ちこみの場合はしりません。たぶんもっと文量が必要)


デジタルで済まさず印刷するのがオススメ。

「縛られない?」

プロットは「ぼんやり」したものにすぎない。


推敲をおわらせるまでストーリーは完成しない。初期構想からズレていくことなんてプロでもザラにある。


また、プロットを書きこみすぎると本文執筆が「退屈」になる


展開もゴールもわかりきった迷路をたのしむのは、凡人にはなかなかむずかしい。作者にとって退屈なストーリーは、読者にとっても退屈。


あえてプロットをぼんやりさせる。本文を書きながら練っていく。それもひとつの手。

「5W1Hって?」

  1. いつ(WHEN)
  2. どこで(WHERE)
  3. だれが(WHO)
  4. なにを(WHAT)
  5. なぜ(WHY)
  6. どのように(HOW)

プロットをかくなら5W1Hを明確にしておく。


「時代」「場所」「登場人物」「目的」「理由」「展開」。


基本的には「主人公」にフォーカスしてかんがえる。ただし「悪役」にフォーカスしたほうがわかりやすいときもある。臨機応変に。

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「あんたはどうなの?」

自分は「プロットなし」「プロットあり」の両方を試しました。


「プロットなし」の作品は、完成しませんでした


ここは「性格」でかわります。


カンペキ主義な性格ならプロットを書いたほうがいい。ストーリーの破綻にたえられなくて精神をすりへらしてしまう。


おおざっぱな性格ならプロットなしでもぜんぜんOK。たとえ整合性がなくても面白い作品はあります。ストーリーは理屈じゃない。

「プロットを作らない場合の理由は?」

  1. 執筆が退屈になるから
  2. 意外性がなくなるから
  3. ストーリーが短いから
  4. 早く書きあげたいから

プロットをつくらない作家もいます。


最大の理由は、「プロットをつくると展開が予測できてしまう」から。


プロットなしだと「作者にすら予想できなかった展開!」という意外性が生まれやすい。ぞくにいう「キャラが勝手に動きだす」状態。


ただやはり、地図がなければ迷ってしまうのがふつうの人間です。

「プロットの例は?」

プロットの書きかたは十人十色。正解はないです。


以下はあくまで自分の例。ざっくり。他人にみせる用ではない

▼ 登場人物

秋山:主人公
ハマル:ヒロイン
冬城:研究者

▼ 起

  1. 主人公は塾講師の青年・秋山。
  2. 怪しい女・冬城に「家庭教師の高給バイト」を紹介される。
  3. 秋山、金につられてホイホイついていく。
  4. 研究所で少女・ハマルと出会う。

▼ 承

  1. ハマルは白髪でフードをかぶっている。
  2. ハマルのことは詮索厳禁。
  3. 先生と教え子の日々。
  4. ハマルがすこしずつ心をひらく。
  5. 秋山、ついにフードのことを指摘。
  6. ハマルはフードをぬぐ。頭には2本の角。
  7. 人工生物「キメラ」であることを告白。
  8. とまどう秋山。家庭教師をつづける決意。
  9. 研究所で火災事件。
  10. ハマルに「連れだして」と頼まれる。
  11. 秋山は彼女の手をひき、研究所をとびだす。
  12. 自宅アパートで逃亡生活。
  13. なんやかんや。
  14. 秋山、疑念や不安をつのらせていく。
  15. ハマルはふつうの少女とちがう。

▼ 転

  1. ハマルに愛をせまられる。
  2. 秋山は怖じけづいて逃げだす。
  3. なんやかんや。
  4. 決意をかため、ハマルをさがす。

▼ 結

  1. ハマルをうけいれる。
  2. 2人でほかの街へ。

自分は「箇条書き」でざっくり考えることがおおいです。


「なんやかんや」の部分は、長くなりそうなので省略。

まとめ「破綻をへらすツール」

プロットは「破綻のないストーリー」をかくためのツールです。


ちゃんと練れば「とりあえず読めるもの」ができる。ただしそれだけです。「おもしろさ」は流動的なもの。鮮度があるし、好みもちがう。


執筆作業は「」に似てるとおもいます。ガチガチのスケジュールか、行き当たりばったりか。どちらもちがった楽しみがある。


どんな旅にするかは、ヒトそれぞれです。


今回は以上です。人生に良きストーリーを────ではまたφ(・ω・ )

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