ストーリーの癒やし────「コメディリリーフ」。
有っても無くても、ストーリーは成立します。
だけど、必ずといっていいほど組み込まれている存在。コメディーリリーフのない名作をあげるほうがむずかしい。
さいきんになって「じつはめっちゃ重要な存在なのでは?」と気づきました。以下、「どうして必要なのか」を勉強がてら話し合ってもらいました。
「コメディリリーフってなに?」
コメディリリーフってなーに?
オマエみたいなヤツのことだよ
はっ?
” コミックリリーフ、コメディリリーフとは、深刻な物語の中に、緊張を和らげるために現れる、滑稽な登場人物・場面・掛け合いのこと “
コミックリリーフ - Wikipedia
コメディリリーフとは────ストーリーの緊張をやわらげる、「滑稽なキャラ」「滑稽なシーン」「滑稽なやりとり」のことだ
こっけーこっけーって……すごくバカにされてるような……
それでいいんだ。「バカにされる」「笑われる」のが、コメディリリーフの役目だからな
(バカにしてるの否定しないんだ……)
なお「リリーフ(relief)」には、「救済」「交替」「苦痛の軽減」という意味がある
「どうしてコメディリリーフが必要なの?」
どうしてコメディリリーフが必要なの? お笑い要素なんかなくても、ストーリーは成りたつじゃん!
コメディリリーフは、「癒やし」なんだ
いやしぃ~?
「シリアスな展開」は、読者を「緊張」させる。ずっと緊張していると、ニンゲンは疲れてしまう
「つかれる」って……シリアスだから仕方ないじゃん
オマエは、「2時間ずっと緊張しっぱなしの映画」を観たいか?
観たい! いいじゃん、映画はハラハラしてナンボでしょ
じゃあ、「5時間ずっと緊張しっぱなしのマンガ」を読みたいか?
えっ、5時間ずっと……? それはちょっと……
「ストレス耐性」はヒトそれぞれだ。ニンゲンによっては、「緊張しっぱなしの2時間」にすら耐えられないかもしれない
たしかに、そうかもなぁ……
「万人ウケ」するには、コメディリリーフが大事なんだ
「コメディリリーフは多いほうがいいの?」
コメディリリーフの重要性はわかったよ。そんなに重要だったらさ、いっぱい入れちゃえばいいんじゃない!?
ほらほら!
こんなふうに増殖させてさ!
…………
じょ、じょーだんだよ! どうせ「コメディリリーフを入れすぎるとウザくなる」っていうんでしょ!?
いや……オマエのいってることも、一理あるかもなって
はっ? ウザいってこと?
ちがうちがう。「コメディリリーフを入れまくったほうがいい」って話だ
いや、それじょーだんなんだけど。(ウザくないんだ……)
よく考えてみろよ。「コメディリリーフがおおい人気作」って、めちゃくちゃおおくないか?
コメディリリーフがおおい人気作……。えっとぉ、マンガなら「ゴールデンカムイ」とか、「鋼の錬金術師」とか、「進撃の巨人」とか……
邦画なら、「堤幸彦作品」「宮藤官九郎作品」「三谷幸喜作品」────どれも国内の最前線をゆく超人気作だ
ぐ、偶然でしょ!
まぁたしかに、「コメディリリーフがおおくない作品」でも、人気を博しているものはある
でしょ~~?
だが「万人ウケ」という点で、「コメディリリーフ大量投入」が効果的なのはほぼ間違いないだろう
笑わせることがすべてじゃないとおもうけどなぁ~
まとめ 「ストレス社会にコメディリリーフ?」
そういえば……「お笑い番組」ってホントおおいよね
おおいな。テレビだけじゃない。インターネットのどこもかしこも、「お笑い」に飢えてる
そんなにケラケラ笑ってたいもんなのかな
それだけ────「ストレスのおおい社会」ってことなんじゃないのか
みんな……「自分の物語」に「癒やし」を求めてるのかもね
今回は以上です。人生によきコメディリリーフを────ではまたφ(・ω・ )