ホームセンターで「水やり当番」を買いました。
価格は400円弱、Mサイズ2コいり。マルハチ産業製(他メーカー製もおなじ仕組み)。
ただ困ったことに────水がなかなか出ない。
「水やり当番って?」
▲ 「毛細管現象」で水をあげる便利グッズです。
ペットボトルやバケツを用意してチューブをたらす。あとはちびちび「自動」で植物に水をあげてくれます。家をしばらく空けるときに便利。
Mサイズなら1日200~300ml。水面の高さで水量は調整可。
▲ カエルもいます。
▲ パンダもいます。
「原理の〝毛細管現象〟って?」
” 「水は重力に従って上から下に落ちるもの」というのが一般的な認識だと思いますが、必ずそうだとは限りません。水は細い隙間であれば重量に逆らって下から上へと吸い上げられることがあります。 “
http://yane-net.com/yane/7293/
▲ 水にはこういう性質があります。「表面張力」の作用。
「毛細管」は「ほそい管」のことです。植物の茎(くき)が水分を吸いあげるのも、毛細管現象のおかげ。布が水を吸うのそう。
水やり当番のチューブって、ほそいですよね。このほそいチューブのおかげで、毛細管現象を引きおこせるわけです。ほそければほそいほど、水を高く吸いあげます。
▼ くわしい計算式はWikiをどうぞ
「水が出ないんだけど! コツは?」
- お湯でチューブをのばす
- 水面を高くする
- チューブに口をつけて吸う
▲ この3つがコツです。
さいしょ輪ゴムでクセができているので、お湯でチューブをほぐして伸ばします。沸騰したお湯ではなく、60~70度くらいのお湯でいけました。電子ケトルでお湯をつくって、直接チューブにたらしました。ヤケドに注意。
まだクセはのこっていますが、これでOKでした。「チューブの根元」が一番クセがつよいので注意。
これでも水がでないときは…………、
まず、この部分をパカッと外します。
チューブの金属部分をつまんで、ピッとひっぱります。この状態で口をつけて、水を吸います。するとジャマしてた空気がぬけて、水がスムーズに流れます。口をつけたくないなら、チューブをぽんぽん叩いて空気をぬくのもいいかもしれません。
なお、水面が高いほど給水量がふえ、水面が低いほど給水量がへります。
「使ってるうちに出なくなったんだけど!」
長期間つかっていると、素焼き部分が「目づまり」をおこします。
そうしたら素焼きの「表面」と「内側」を、ブラシでキレイにすればOKです。漂白液につけ込んで洗うのもイイようです。
水道水には「石灰成分」がふくまれています。いわゆる「カルキ」ですね。水垢とも。このカルキが溜まると、水の流れがわるくなってしまう。
1本200円くらいなんで、いっそ買い換えてもイイとはおもいます。
まとめ 「お湯でのばして口で吸う」
水がでない時は、お湯でのばして口で吸うと。また、水面の高さに注意。
「水やり当番」、うまく使えばとても便利なグッズだとおもいます。
今回は以上です。よきガーデニングライフを────ではまたφ(・ω・ )