Name : tori さん
>先月、アンドロイドを導入し、何か面白いアプリはないかなと探っている中で星見さんの作品に出会えました。小学生並の感想ですが送らせて頂きます。
君はキメラR。ハマルちゃん可愛いよぉと思いつつ読んでいたら、「あれ?もう最終章?あれ?終わっちゃう終わっちゃう!」的な気分になりました。
ハマルちゃんが生物の女王になり得る存在という壮大なヒロインだったからか、セカイ系な話になる覚悟(期待?)で読んでいましたが、主人公秋山君との関係を描くミクロな話なんだという事にラスト付近でようやっと気付きました。
山場(おそらくハマルちゃんが迫るシーン)を山場と認識せずに読んでしまった事を、勿体無いことをしたなぁと後悔してしまいます。
作品の山場が認識出来なかったのは、私の読解不足か、そういう作品だからなのか、それとも短編物語の宿命なのでしょうか(このボリュームを短編と言われるのは作り手からすれば冗談じゃないかもしれませんが)。
失礼な感想になったかもしれませんが、とても楽しく読ませて頂いた上でのモヤモヤ感でした。
バックグラウンドだけ見ると種族間のあーだこーだで壮大な感じに受け取られることが多いみたいなんですが、実際は仰る通りかなりミクロな話で。
マクロに見せかけたミクロな話が好きなんです。どんなに大風呂敷なストーリーでも、小分けに考えればそんなものかなと思う部分があって。
自分の中での山場はもう一つあって、ハマルに襲われるちょっと前、夏川がハマルの母だと知ってから、夕子を問い詰める辺りだったりします。そこで終わってしまうと夕子がメインすぎるので、そこからハマルとのアレコレをプロットで試行錯誤した記憶があります。
山場の認識がしづらかったのは、こちらのテーマ性の曖昧さかなぁと最近反省しているところです。
「人間とキメラ」の関係である以上に、単に「先生と少女」の関係に終始してしまった。それが不完全燃焼を生んでしまったのかなと。「そういう話」と言ってしまえばそれでおしまいなんですが、反省はけっこうあります。
かえると剣鬼。今度は少年漫画のような設定で、こういうジャンルも書く人なのか。という驚きがまずありました。
登場人物が持つ異能はどれもエスパー能力の王道のものというのがとても好みで、この能力をこう使えば強くね?という星見さんの発想力が素晴らしいです。テレパシーを攻撃に使った戦い方は熱いです。
2章の引きから、透明人間君が巳百合ちゃんに何もしなかった時は「おい、こいつ・・・というか作者。ひよるな。わっふるわっふる。」とキレそうでしたが(笑)とにかく続きが待ち遠しい作品です。
少年マンガと異能バトル系ラノベを足して二で割ってプラスαできたらなぁってコンセプトで書き始めたんですが、バトルって難しいですねほんと……。
バトル系の作品は好きなんで挑戦してみたんですけど、自分が書く側だと得意ジャンルではないなと確信しました(汗)。
刹那のバトルを緻密に書くのではなく、全体としての「異能者たちの行動」を書けたらなと思っている今日この頃です。
どれも比較的オーソドックスな異能を選んだつもりですが、「使い方」は一工夫したいと思っていて。ただ自分としては、あんまりキレのいい発想は少ないような気がします。
もう少し各異能を掘り下げて考えてみたいですね。テレパシーを攻撃に回す方法はアリかなと思いましたが。
ワッフルお好きなんですか?(すっとぼけ)。透明人間が巳百合襲っちゃったら18禁ですから。というより、そのギリギリな感じの狙うのが好きでして。キミはキメラしかり。寸止め厨です。あと、鬱すぎる話は書かないって思っているのです。
ただ、透明人間のテーマとして「小心者」というのがあるので、巳百合に誘拐以上のことをする思考は初めから存在しないです。意外と紳士です。
絵について。このキャラはピンク系。このキャラはオレンジ系。と彩度の高い色を絞っているのでしょうか。星見さんの描くキャラはどれも色がとても綺麗ですね。
どんどん上達されてますし依頼する必要もないのでは。と思う反面、質の高いイラストを描くのに時間を割いた分、物書きとしての星見さんの時間が減ってしまうのは勿体無いなぁ、とも思います。
拙い感想を読んで頂いてありがとうございます。ジャンルは違いますが私も創作活動をしているので、作品は勿論、ブログを通して星見さん自身からも大変刺激を受けました。年齢もおない歳だったもので(笑)これからも応援しています。
いかんせんキャラが多いので、記号化の一環としてテーマカラーを簡単に決めています。一番初めに書いたキャラが喜与丸で、髪色が明るめの青だったので、喜与丸に合わせる感じで彩度高めになったのかなぁと今になって思います。出来はどうであれ、配色を考えるのはパズルみたいでけっこう好きですね。
イラスト作業は……時間がきっついですね。「自分の土俵じゃねえな」と常々思います。
でも、自分で描くからこそ捗ることもけっこうあって。
仮に連載型の超長編を書くとしたら、二年も三年も同じ絵師さんを拘束し続けるのは不可能かなと思っているんです。仮に拘束できたとしても、あまり気持ちよくは仕事して頂けないかなって。モチベの意地も大変ですし。
サウンドノベル制作は、個人のライフワークとして考えようかなと思っている次第です。またしばらくしたら考えが変わってるかもですが。
ご感想ありがとうございました。じっくり読める感想は楽しいです。
創作活動って大変ですよね(虚ろな目)。月並みな言葉ですが、お互いがんばりましょう。というか同い年でしたか。もう三十から数えたほうが早いっていう現実から目を背けたい今日この頃です。