九條の街に舞台が移ってからの話は、
本来別タイトルにして、「クジョウを中心にした群像劇」にするつもりで考えていた話だった。
だから特定の人物の一人称では話を広げづらい。
また、読者さんのほとんどが「秋山とハマルのその後の話」を望んでいると思われるので、
秋山の視点がなければまずいだろうと思っている。
要するに、多視点が必須の話であるということ。
一人称多視点というのは非常に難しいので、消去法で三人称多視点となる。
でも、サウンドノベル版が一人称一視点だったので、イメージが変わってくる。
ただ結局、秋山視点の固定でない以上、どのみちイメージは変わってくる。
そもそもサウンドノベルと小説は性質がぜんぜん違う。
その辺り心配だったけれど、先方に相談のメールをしたら即行でOKの返信があった。
やはり一人称だと書きづらいだろうと同意していただけた。
ということで、小説版は三人称多視点の群像劇で書きます。
世界観を同じくした別系統の話になると思われるので、あしからず。
割と冒険だろうけど、ストーリーとしてはこっちのほうが書きやすいし面白くできると思う。