夢を見ていた。 いつか叶うはずだと、がむしゃらに頑張ってきた。 でも実際はどうだ。 夢なんてくだらねェ。 いつしかそう思うようになっていた。 だというのに……「夢魔」は僕を逃がさなかった。 これ以上、僕から何を奪うというのか。 それとも、彼女たちは―― ◆ |
絵本作家になる夢を諦め、性的な漫画で生計を立てるようになった主人公。 仕事への嫌気と貧しさから徐々に精神を侵され、淫らな悪夢を見るようになる。 やがて主人公は悪夢に誘われ、とある公園に辿り着く。 そこにいたのは、「思い出の少女」と「白煙の巨人」。 主人公は二人の争いに巻き込まれ、衝撃的な事実を知り、決断を迫られる。 |