* 相当拡散されたのと、サイトデザインが変わったついでに一部改稿しました。
この記事は、橙乃ままれ(梅津大輔)氏の脱税事件、ならびにKADOKAWAエンターブレインホビー書籍部の動向についてまとめたものです。あくまで「噂」の覚え書きであり、個人的な考察を含むのであしからずです。
■ 謝罪文のウソと印象操作
まず、ログホライズン公式ページに載せられた謝罪文ですが、あれは橙乃ままれ氏が書いたものではありません。上の画像にもあるように、担当編集者である藤田明子氏(通称F田さん)が書いたものです。
脱税の疑いをもたれたのは橙乃ままれ氏、および株式会社m2ladeJAMのはずですが、なぜかKADOKAWAエンターブレインの編集者である藤田明子氏が謝罪文を代筆している。不思議です。
次に印象操作について触れます。
謝罪文には「現在は、確定申告、納税手続きも済ませており、国税局調査もすでに終了しております」とあります。まるで「もう事件は解決したよ!」と言いたげな文脈です。実際ログホライズン関係コミュニティでは、「脱税じゃなくてただの申告漏れだ!」と擁護する人々が出現しました。
しかし実際は、告発のあとには起訴が待っており、脱税事件の告発→有罪率は99%と言われています。つまり橙乃ままれ氏は国税局によって「限りなく黒の犯罪者」と認定されたということです。これはただの申告漏れではなく、悪意ある脱税行為であると認定されたということです。
なぜウソの謝罪文を書き、印象操作まで謀ったのか。
これは単純に、今後もログホライズンの商業展開を続けたかったからだと思います。ログホライズンは大ヒットベストセラー、アニメ化やソーシャルゲーム化もされ、角川エンターブレインの巨大コンテンツとなっています。いずれ悪評が広まり廃れるとしても、延命させるに越したことはありません。
■ 橙乃ままれ氏は限りなく確信犯
告発されたということは、少なくとも国税局は橙乃ままれ氏を悪意ある犯罪者だと認定したことになります。
橙乃ままれ氏は、「政治経済ネタ(内政モノ)」の作品シリーズを制作し、有名になっていきました。代表作のひとつに『まおゆう』があり、登場キャラが「税の処理は複雑」と語るシーンもあります。少なくとも一般人以上に、税について詳しかったはずです。
なのに何故、脱税を行ったのか。三年間無申告を貫き、国税局からの通知をことごとく無視、いずれ国税局が動くことも作家の想像力があれば容易かったのではないか。
もしかしたら橙乃ままれ氏は、天才ゆえに、なんらかの倫理観が欠如しているのかもしれません。
■ 火消しの暗躍
脱税事件のあと、「どうせ忘れてただけ」「脱税じゃなくてただの申告漏れだろ」「謝罪文にはもう解決したようなことが書いてある」といった擁護意見が非常に多く出回りました。
証拠はないのでなんとも言えませんが、確かなことがひとつだけ。
KADOKAWAエンターブレインは、日常的にステルスマーケティングを行っている会社です。なぜそんな事実を知ることになったのかは、こちらの記事を見て頂ければなんとなくわかると思います。私はもともとKADOKAWAエンターブレインから小説を出版した人間で、彼らがステマをする姿を間近で見ました。
「火消し」というのは、ステマの一種のようなものです。いわゆるネット炎上を、ステマに似た口コミ技術で抑え込むわけです。実際、そういうネット工作業務を行う企業も存在しています。「ネット風評監視サービス」などで検索するとわかりやすいです。
繰り返しになりますが、KADOKAWAエンターブレインが脱税事件の火消しを行った証拠はありません。ですが、日常的にステマを行っている以上、そういうことをしかねない企業であると思われます。
■ 今回の脱税告発はメディアミックスに対する探り?
今回の脱税事件の報道では、メディアミックスの使用料の税金が含まれていたと強調されていました。
印税についてはKADOKAWAエンターブレインが勝手に支払っているはずです。むしろ作家は、確定申告をして、過剰に取られている分を還付金として返してもらうものです。
KADOKAWAエンターブレインは、過去にもメディアミックスの契約で問題を起こしています。コミックビーム、ヤマザキマリ氏の『テルマエ・ロマエ』事件です。映画での使用料で揉め、また作者に無断で付録を配布したりと、作者を激怒させ発覚した事件でした。
出版業界におけるメディアミックスは、非常にブラックボックスで、このように作者と出版社が揉める事例が少なくありません。双方の知識不足で不透明度が増しているのもあるかもしれません。
そしておそらくですが、橙乃ままれ氏がそうであったように、メディアミックスで収益を得たにもかかわらず無申告であるという作家は他にもいるはずです。印税と異なるので意識から抜け落ちるのもあるかもしれません。
そこで国税局は、「あなたたちがもらってるの、印税だけじゃないよね?」と出版業界全体にプレッシャーをかけた。と考察しました。
■ 桝田省治氏について
桝田省治氏は、橙乃ままれ氏をスカウトした張本人で、ログホライズンで監修印税を得ています。その関係で、ログホライズンの宣伝部長のような立ち回りをしています。元広告マン、『俺の屍を越えていけ』のプロデューサーとして有名で、しかし2の事件で大炎上したのが記憶に新しいです。
桝田省治氏は自ら会社運営することもあり、税については詳しかったと思われます。にも関わらず橙乃ままれ氏が脱税行為を行ったのは、不思議で仕方ありません。仲間として、同じ会社経営者として、相談することはなかったのでしょうか。
ちなみに桝田省治氏は、ホビー書籍部のブレインといっていい人物です。藤田明子氏にのちの大ヒット作品をいくつも紹介し、異例の若さで副編集長まで昇格させたのは彼の手腕です。また、橙乃ままれ氏のアンソロジーのインタビューから、編集長・久保雄一郎氏が全面的に桝田省治氏を信頼していることが窺えます。
■ ニンジャスレイヤーについて
ニンジャスレイヤーもホビー書籍部の藤田明子氏が担当しています。
ニンジャスレイヤーはTwitter小説から派生した作品群で、のちにアニメ化もされました。アニメは古いフラッシュアニメのような低予算出来でしたが、ニンジャヘッズと呼ばれるファンの方々が擁護しつづけ、ニコニコ動画ですごい再生数を叩き出しました。
ニンジャスレイヤーには「ナゾの外国人原作者」が二人おり、「ほんやくチーム」なる人々がメディアミックス活動を行っています。しかしTwitterや関係コミュニティでは過剰な自治が行われ、時にステマや再生数工作を疑われることもあるようです。また、「ナゾの外国人原作者」は本当は実在しないそうですが、その話はタブーらしいです。
■ ebとAMWはBCとして残る?
という噂がネット上で散見されました。ebはエンターブレイン、AMWはアスキーメディアワークス、BCは角川ブランドカンパニーのことです。そしてその他の角川ブランドカンパニーは統合という話。
ちなみにAMWは、あの有名な電撃文庫をもっているところです。しかし数年前、編集長・三木一馬氏が2chで荒らしやステマをしていることがIP晒しから発覚してしまい、Twitterアカウントを消して逃亡、今なお炎上し続けています。ebだけではなく、他の角川ブランドカンパニーも日常的にステマを行っているのは哀しい限りです。
また三木一馬氏の荒らしステマ事件と並行して、電撃文庫の作家・杉井光氏と支倉凍砂氏が長年にわたって作家・橋本紡氏を匿名中傷していたことが発覚しました。なぜ発覚したかというと、数年前に2chで大量情報流出が起き、その結果彼らの書き込みが辿られることになったからです。また、橋本紡氏がイジメを受けていると過去に主張していたのもありました。支倉凍砂氏はイジメ発覚以来Twitterで何年も沈黙、一方で杉井光氏は長年のイジメ行為を認めました。
(2015年、本当にebとAMWだけ残りました)
■ TRPG
角川歴彦会長は、TRPGが大好きだそうです。思えばホビー書籍部の関係者も元々TRPGフリークが多いです。
橙乃ままれ氏もそうだし、中国嫁日記作者の希有馬氏もそうだし、クトゥルフ系の企画屋である森瀬繚氏もそうです。実際ホビー書籍部の刊行作品にはTRPG系が多いです。
KADOKAWAにはTRPG仲良しグループでもあるのでしょうか。
■ 脱税リークっぽい書き込み
KADOKAWA関係のどこかで見かけたのだけど思い出せない。噂を聞いた関係者が書き込んだのか、ネットマルサみたいのがいて探りでもいれたか。
ソースもへったくれもないですが一応メモしておきます。
■ 橙乃ままれ氏は元編集者
橙乃ままれ氏のアンソロジーのインタビューでそう答えていました。もともとは中国ビジネスに手を出したり、職を転々としていたようですが、2chで『まおゆう』を連載していた時に、たまたま、桝田省治氏にスカウトされたそうです。
■ 腹黒メガネ
ログホライズンの主人公シロエは、通称「腹黒メガネ」だそうです。一体だれのことなのでしょうか。最初は橙乃ままれ氏自身のことかなと思ったのですが、ニュース映像を見る限り彼はメガネでもなく痩せ形でもなかった。
ちなみにヒロイン・アカツキのモデルは、担当編集の藤田明子氏です。橙乃ままれ氏ご本人が言及していたのでほぼ間違いはないかと。
ホビー書籍部にはメガネの方が何人かおられますが、一体だれのことをさしていたのでしょうか。モデルなんていない完全な創作という可能性もありますが、個人的に気になりました。
■ おわりに
ただの覚え書きで、特にオチはありません。
最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
▼ 「税の処理は複雑」とお悩みなら