パソコンを新調する前にメモを取らず、同じ轍をふみまくったので今度こそメモします。(設定いろいろやり直すハメに)
記憶ちがいで間違ってる可能性もあるのであしからず。もっぱら自分用メモです。また、この記事はあくまで2014年6月15日(日)の当時のもので(リライトはしてますが)、いまは変更点があるかもしれません。
この記事の目次
はじめに
▼ ONScripter on Androido のページ

くわしくは上記ページを参考にしてください。
とにかく公式の文章を見落とさないこと。自分は今回も見落としによるミスが多々ありました。
あとはページの下部にある「関連するバグ報告」も参考。とくに自分の質問(?)記事「ONScripter on Androidのコンパイルができません」を参考にすること。
Cygwinのインストール
こちらのページを参考。Cygwinのインストール方法。
Cygwinはこちらのページから落とす。自分のPCは64bitなので、setup-x86.64.exeをインストール。x86ってのはよくわからない。バージョン?
ONScripterのページにて、「デフォルトパッケージに加えてDevel→makeを入れてください」とあるのは、Cygwinのセットアップ途中にそういうのを選ぶ時がある。ずらーっと出る。
回線状況が悪いとインストール途中にあるダウンロードサイト一覧が出てこない? とりあえず数十分放置してたらいつの間にか出てきた。サーバーの状況によっても違うらしい。
デフォルトパッケージというからには、最初から選択されてるやつだろうと考えて、そのままに。
あとはDevelの欄をさがして、その下の階層にある「makeナントカナントカ」っていうのを見つける。
さいしょは「Skip」状態だから、四角いところにチェックを入れる。よくわからないけど「Biナントカナントカ」のところにチェックを入れて、「Srナントカナントカ」はチェックしないで無視した。
インストールするだけで、設定とかは別にしないでいい? なんかパッケージとかもよくわからないし、インストールしてそのままにした気がする。
最新のSDKインストール
これはONScripterのページの通りにやるだけで、Googleで調べるとかはしなかった。
インストール先は注意。頭が混乱してくるから、ONScripterのページの通りのフォルダ名や階層順にする。
つまりはCドライブにsrcフォルダ作ってその中にandroid-sdkフォルダ作って、そこにインストールした。
最新のNDKインストール
これは確かラク。ダウンロードして、解凍するだけ。
フォルダ名は、深く考えずにONScripterのページの通りにする。
ONScripterをダウンロード、展開
ページの通りにやる。
Javaナントカをインストール
これが結構面倒くさい。
ORACLEに個人情報登録しないとダウンロードできないっぽい。嫌だけど仕方なく登録して、ONScripterのページに書いてあるファイルを捜して、インストール。注意書きをよく見ること。
また見落としがちなのが、環境変数の設定。
「環境変数 JAVA_HOME を設定します。 (例 c:\Program Files\Java\jdk1.6.0_32)」
マイコンピュータを右クリック、システムの詳細設定、環境変数、新規、
変数名に「JAVA_HOME」、変数値にc:\Program Files\Java\jdk1.6.0_32(例)的な、javaのなんかのフォルダまでのパス。
Apache Antからバイナリをダウンロード、展開?
これなんだったけな(うろ覚え)。
ONScripterのページのリンクから飛べなくて(サーバー落ちてる?)、「apache-ant-1.9.2-bin.zip(例)」でGoogleで検索して、専用のアーカイブページ(リリースアーカイブ?)からダウンロードしたんだと思う。
▼ 一応アーカイブページへのリンク

探すのがちょっと面倒だっただけで、あとは解凍するだけなので割とラクだったイメージ。ご多分に漏れず、フォルダの位置はONScripterのページの説明に準拠。
ここまでインストール作業。
以下からそれらを使ったアプリの作成。ただし、アプリを作る前にそれぞれのファイルをいじる必要性がある。
ゲームデータの配布方法を選んで、その説明通りにやる
自分は自分で用意したサーバーからのダウンロード方式にしてる。
サーバーがなければGooglePlayからダウンロードする方法がある。むしろそっち推奨。自分がサーバーからにしてるのは、ほぼ気分の問題。
download_versionについては、ゲームデータ(シナリオとか音楽とか)を変更する時だけいじるらしい。自分の場合はあまり関係ないので、とにかくいじらず最初のまま。ONScripter本体の更新のみなら、いじる必要ない。
コメントアウトを一部分消す必要があるので、そこを見落とさないこと。
アプリのバージョン番号の更新
更新する場合、必ずここをいじる。
「数字を上げる」こと。つまり日付を新しくするように書いていけばいい。
パッケージ名の変更
アプリによって必ず変更したほうがいい。
同じ名前だと一緒の端末にインストールできない?
自分の場合はcom.hoshimi.kimikimeとかにしてる。ただし、Android.mkのほうはcom_hoshimi_kimikimeとなるので注意。
(この先の工程だけど)パッケージ名を変更する場合は、必ずアプリ作成時に-Bをつけて再コンパイルする。でないとなんかおかしくなる。元に戻ってしまう?
アプリケーション名の変更
説明通りにやる。
アイコンの変更
説明の通りやる。
アイコン大事。
メニュー内容の初期設定
ここは好みで。
ここからがアプリ作成。
Google Play Licesing package ライブラリの設定
ONScripterのページの中段に目を戻す。
自分はWindowsなのでWindowsの項目で。間違ってもLinuxのところは参考にしない。あれの通りやってしまったら最悪再インストール。
2年前「>」をcygwinに打ち込んでしまったせい(?)で、なんかファイルが消滅したらしい。
まず説明通りにCygwin.batを開く。コマンドプロンプト的な何か(?)が出る。毎回手打ちは面倒なので、メモ帳にコピペして、Cygwin左上を右クリックからの貼り付けでやってく。
「まず、Google Play Licesing package ライブラリの設定をします。」
これは最初の一回だけでいいのか? よくわからないけど最初の一回だけやった。
cd /cygdrive/c/src/android-sdk/extras/google/play_licensing/library
/cygdrive/c/src/android-sdk/tools/android.bat update project -p .
説明通りのフォルダ名と階層にしていれば、これそのままをcygwinに貼り付ければいける。ページに書いてある$は入力しないので注意。
手始めにデバッグ版作成
これが出来ないことにはリリース版も作れない。
ここで注意するのが、★9で書いた-Bの記述を忘れないということ。パッケージ名を変えているので、必ず-Bをつける。
cd /cygdrive/c/src/onscripter_android
../android-ndk-r9/ndk-build -B
../android-sdk/tools/android.bat update project -p . –library ../android-sdk/extras/google/play_licensing/library
../apache-ant-1.9.2/bin/ant clean
../apache-ant-1.9.2/bin/ant debug
つまりはこんな感じで。
-Bは再コンパイルってこと?
たぶん一回やってしまえば、それからは-Bの部分を削除してしまって構わないのだと思う。
変なところ改行しないように注意。ページの説明の$がついてないところは改行されてない。
フォルダ名とか階層順とかを忠実にやってれば、ここも変に混乱せずに済む。自分は前PC環境で変に変えてしまい、混乱しまくって大後悔した。
うまく行くと、説明通りのフォルダに、apkファイルが作成される。
うまく行かなければ、どこかを見落としている場合がある。大体ミスは見落としミス。
それで生成されたデバッグ版のapkファイルを、dropboxでも何でもいいからAndroidの実機へ。実機でインストールしてみて、上手く動くか確認。GooglePlayからダウンロードする場合はよくわからない。
リリース版アプリ作成(鍵、電子署名)
デバッグ版の要領でアプリ作成。
この時にはまだ電子署名されてない。電子署名というのはよくわからないけど、これがされてないと公開できないらしい。
証明書(鍵)release.keystoreの作成は、一回きり。
いくら新しいアプリを作ろうと、一人につき一つってこと? とにかく一度作った鍵を使い回すようにしている。大事に保管。
鍵の作り方は、2年前のことで忘れてしまった。たぶんGoogleで調べて、行けたと思う。ONScripterのページにリンクしてある参考ページはすでに無くなっていた。
で、その鍵を使って電子署名をする。これは毎回。
鍵を作る時に設定したパスワードを聞かれるので、それを打ち込む。一見Cygwinに見えなくても打ち込まれているので、エンター。
zipalignの実行
これが今回のくせ者だった。
ONScripterのページにも書いてなくて、どうやらこの二年の間にGooglePlayで仕様が変わったらしい。apkファイルをアップしようとしたら、「zipalignしろ」って突っぱねられた。
zipalignは、必ず、電子署名を行ったあとにするらしい。
Cygwinでやろうとしたけど、うまくできなかったので、Windowsのコマンドプロンプトからやったらうまくできた。コマンドプロンプトはWindowsの検索にcmdと打ち込んでエンター。
(たぶんCygwinでやる方法もあるとは思う。自分はファイルのパスがよくわからなかった)
自分の場合は、
C:\src/android-sdk/tools/zipalign.exe -f -v 4 C:\src/onscripter_android/bin/ONScripter-release-unsigned.apk C:\src/onscripter_android/bin/new.apk
とコマンドプロンプトに貼り付けて実行した。改行なし。
android-sdkの中にすでにインストールされているzipalign.exeを実行、上で作成した電子署名済みapkに当てて、new.apkというファイルを生成、って意味だと思う。たぶん。
まとめ
- ONScripterのページの説明を見落とさない
- 充実にフォルダ構成
- くじけない
- ググる
自分用のメモと、すこしでも後続の参考になればとおもって書きました。ややこしかったら公式ページだけ参考にしてください。
また、素晴らしい制作ツールをつくってくださった方々にあらためて感謝します。
今回は以上です。よき制作ライフを────ではまた🐺