プロットのOKが出た話

 先日プロットの補足、書き出しやラストの改案について書いたものを送って、
 昨日返信があってOKが出た。

 お世辞はあるにしろ、「たいへん面白かった」と言って頂けてほっとしている。
 あとは時間的、妥協的なOKでなければいいなとは思う。
 ただ自分としても、あの書き出しとラストの改案は、初期案よりぜんぜんいいと思っている。



 自分の書いたプロットだけでは、どうも全体のイメージがつきにくいと聞いて、
 本番のような書き方をした「書き出し」を添えたのだけど、それがよかったみたいだ。
 プロットを見て思い描いていたものよりも、軽快なタッチで読みやすいと言って頂けた。

 プロットだけで「タッチ」とか「読みやすさ」を伝えるのって、あまり想像ができない。
 プロットは、内容(意味、構成など)を箇条書きで伝える程度でいいかなと思っていたんだが。
 とりあえず文字数が多すぎたのかもしれない。


 よく新人賞とかで800字程度のあらすじを添えて――というのがある。
 ちまたの噂では、そのあらすじでまずふるいに掛けて、
 原稿の最初の部分だけ読んで、つまらなそうだったりカテゴリーエラーを判断し、
 あとは読まずに時間短縮を狙う、らしい。ラストも読むのかな。
 送られてくる原稿が多いと、そうでもしないとぜんぶ読み切れないということで。

 内容うんぬんの前に、いろいろと大事だとされてるものがあるのだなと、勉強になる。
 もしくは、それらを含めて「内容」だと判断している。
 読者もそうかもしれないな。
 作者が「内容」だと思ってるところは、他の人には案外どうでもいいことなのかもしれない。



 で、OKが出たので、もう書き始めてもかまわないということになった。
 すでに書き始めていたけれど、これで少しスッキリな気持ちで書き進められる。

 発売はやはり三月頃に着地したいとのこと。
 それでおおよそのスケジュールを立てましょうと、そちらはどう考えてるのか知りたいと言われたが、
 つらつら自分の予想を書いた上で、「正直想像つきません」と添えるしか思いつかなかった。

 そもそも、プロットを送ったりその修正版などを送ってから、
 返信に一週間程度の時間が必要なのだとか、ぜんぜん知らなかった。
 編集者会議とかにあげてるってことなんだろうか。
 これからイラストレーターさんとの打ち合わせとか、校正とか、修正とか、その待ち期間とか、
 そういうのも考えると、なおさら想像がつかない。
 スケジュールは先方に任せたほうがいいのかなと思う。自分なんかよりよほど詳しいだろうし。

 いろいろと勉強になるな。

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