キミキメが直面している問題に、「絵柄」があります。
絵柄は「顔」であり「ブランド」そのものです。
現状のキミキメは、「Rの絵柄」で認知されてしまっている。
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この記事の目次
「Rの絵柄って?」
「キミキメR」のイラストは、「外注」しました。
外注────「外部のヒトに注文する」。
自分のキャラデザを元に、べつのヒトに描いてもらった。
「R」の絵柄のヒロイン「ハマル」。
▲ この「絵柄」がウケて、30万ダウンロードされたわけです。
「シナリオのおかげ」ではなく、「イラストのおかげ」だった。当時「こんなもん絵のおかげだろプギャーww」みたいな意見をよくみかけたんですが、言われずとも作者自身が一番よく理解してた。
「無印」と「R」のちがいは、ほぼ「イラスト」だけです。なのにあきらかに「読者の反応」が変わった。かわいい、おもしろい、感動した。
イラストのパワーだと悟った。
多くの人間は、「外見」を好きになるから、「中身」を好きになるのだと。
「あんたの絵柄は?」
自分の絵柄は、「R」とまったくちがいます。
自分の絵柄のハマル。(何年も研究した結果、おおよそこの絵柄におちつきました)
「R」とくらべて、ちょっとスラっとしている。
個人的には、「ハマルは元々こんなイメージ」でした。
「無印」の絵柄をみてもらえれば、雰囲気はわかるとおもいます。
▼ 無印ハマルは「細め」だった

「絵柄がかわると、違和感あるよ……」
絵柄がかわると「違和感」がでます。
自分だって覚えがある。「ぷよぷよ」の絵柄が、コンパイルからセガにうつって変わったとき、「なんだこれ……前のほうがよかったな……」とおもった。
▲ 絵柄、ぜんぜんちがいます。
当時はめちゃくちゃ違和感でした。
ただ────いまは慣れました。
昔のぷよぷよの絵柄もかわいかったけど、今のぷよぷよの絵柄もかわいくみえてきた。
なので「絵柄の違和感」は、けっきょく「慣れの問題」なのかなと。
「どうやって慣れてもらう?」
今の絵柄で「サウンドノベル」をリメイクする。
これが、慣れてもらうための「一番の近道」だとおもいました。
つまり────リメイクを、リメイクする。
ユーザーの「記憶」にすりこんでいく。
たくさんイラストをかくことになります。不安定だった絵柄も、すこしは安定するはず。できたイラストはブランディングに使っていける。
「新版」をプレイしてもらうため、「絵柄以外の変更点」もすこし用意するつもりです。
なんにせよ、イラストを描きまくることが大事だと。
「イラスト、描くのタイヘンじゃない?」
イラストは、描くのめっちゃタイヘンです。
自分はとくに「遅筆」で、1枚に3日くらいかかる。
キミキメRは、「立ち絵:ポーズ4・差分27」「一枚絵:ポーズ9:差分14」。
差分をのぞけば計13枚。ぶっ続けでやっても40日以上────実際はほかの仕事があるから、もっとかかる。
すぐには、リメイクできない。
なので「長期戦」を覚悟してあたるつもりです。
「どうしても前の絵柄がはなれない……」
古い絵柄をユーザーの記憶から「遠ざける」努力も、必要かもしれません。
つまり、「なるべく古い絵柄が目にはいらないようにする」ということ。
目にはいるたび、「やっぱこの絵柄だよなぁ!」と記憶がよみがえって、「抵抗感」がつよまってしまう。
「R」を削除するわけじゃないですが、「導線」をすこし変えるかもしれません。
まとめ 「慣れは体験の問題」
「慣れ」は「体験」の問題だとおもいます。
新しい絵柄に慣れてもらうために、また「体験」を積みかさねるしかない。
つまり────「時間」と「数」で脳ミソに押しこんでいく。
根気勝負ですね。
以上「絵柄問題編」でした。人生によき創作を────ではまたφ(・ω・ )
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