和風伝奇ノベル『Wish』感想考察レビュー走り書き(三日目)

・かなりネタバレがあると思うので注意してください。
・点数とかはつけません。ただ読んでいて思ったことをつらつら書きます。
・仮に作品の内容に突っ込むことがあっても、決して貶める目的でないことはご理解ください。
・内容ちゃんと把握できなくて的外れなこと言ったらごめんなさい。

 一日目はこちら → 和風伝奇ノベル『Wish』感想考察レビュー走り書き(一日目)
 二日目はこちら → 和風伝奇ノベル『Wish』感想考察レビュー走り書き(二日目)

 制作サークル(MIGIHA)さんのサイトはこちら。

 過去の世界(?)へ戻って日常シーンが進み、各種ミニイベントの選択肢が出たところから。
 以下、本編のネタバレが含まれますのでご注意ください。

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79000字 シャンティのラフ

 試用期間過ぎたのでクリスペ買いました。
 バリューパックとかいうので、月500円を8ヶ月使い続けたら完全にライセンスが貰えるってやつ。
 5000円で普通に買えるんだけど、こっちのほうが1000円安い。
 あとはまあ、期間中無料でゴールド会員になれてクリップのポイントとかが手に入るんだけど、商売上手ですな。
 ってかゴールド会員になってポイント手に入れないと、ロクにクリスペの素材が手に入らないっつうね。

 左の立ち絵は拡張彼女のヒロインの一人「シャンティ」。
 主人公のパートナーのアシストロイド。
 とりあえず裸のラフまで。
 なんで裸って、しっかり裸を描いておかないとなんかバランスおかしくなるってようやく気がついたので。
 今までは900×1800で立ち絵描いてたんだけど、それだと塗りムラがすごく目立つような気がして、倍のサイズの1800×3600で描くことにした。
 それでメモリ負荷率がキツくなったので、「めもりーくりーなー」っていう常駐ソフトを入れて、なんとか凌いでいる。

 立ち絵のポーズのバリエーションを何パターンか用意するか悩む。
 けっこうポーズでキャラの人気って決まる感じするんだよねぇ……。
 「このポーズの時はかわいくないけど、このポーズの時はかわいい」みたいのが、たぶんあると思ってる。
 しかし立ち絵のポーズを増やしたら、その分めっちゃ作業量が増える。
 イベント絵をもっぱら練習したいので、立ち絵に時間を取られるのはどうなんだろう。
 でもやれるんだったら用意したほうがいいよなぁ……。
 カナエの立ち絵ポーズが気に入らないんだよ。ならカナエのポーズだけもう一パターン用意しようかな。

 シャンティのおっぱい大きくするか悩んだけど、セクサロイド仕様ではなくアシストロイド仕様だから、泣く泣く小ぶりサイズに。
 カナエとイノリはSAIで描いてたけど、シャンティは勉強のためにクリスペで描く。

「ネットの悪意ある煽動者の心理10段階><。」

 マジですごいぞこれ。
 「ネットのプロの煽動者」っていうのが、少しだけわかる。
 「ネットが俺達の戦場だ!」

 企画の内容として、
 プチ炎上したブログに書き込まれた29のコメント。
 その中の9つが、同一IP(同一人物)による書き込みであることが判明した。
 果たして29のコメントのうち、どの9つのコメントが自演なのか。
 視聴者にクイズを出す形式で、同時に自演者の「心理」を、「分析」していく。
 といった感じ。

 語り部は小池隆一郎氏。
 プチ炎上したブログの主であり、とある芸能事務所の社長であり、経営コンサルタントという人物。あとニコ生主。
 プチ炎上したブログの記事に出てくる「KSK(今井、カスケースケ、総師範KSK)」というのは、小池社長のビジネスパートナー。仲悪い体を作ってるっぽいけど、あくまでも「体(てい)」。

 ↑ こちらが小池社長のコミュ。

 ちなみにKSK氏はゴッズガーデンという団体を運営している格闘ゲームプレイヤー。

 ↑ こちらがゴッズガーデンコミュ。超人気コミュ。自分はほぼ毎日見てる。

 小池社長とKSK氏の人物像については詳しいことは書かない。
 個人的に思うのは、二人ともめっちゃ面白くてめっちゃいい人。
 動画の喋り口調とかブログの文体とかで抵抗あるかもしれないけど、そんなくだらないところでこの動画を敬遠したら損する。
 とりあえず人物像とか気にしないで見るといいかなと。

 以下、ネタバレ。
 動画見れば早い。小池社長の分析も聞けてすっごい面白い。
 一応閉じておくよ。

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76000字 ヒステリックなヒロインとか

 「ヒステリー」という言葉は、現代の精神医学ではあまり使われなくなっているらしい。
 ヒステリーの語は、長らく女性特有の疾患と誤解されていて、古典ギリシア語で「子宮」を意味する「hystera」を語源とするくらいだった。
 19世紀後半にシャルコーの睡眠療法やフロイトの精神分析が行われ、「無意識への抑圧」などの考察がされた。
 1990年代になって、精神疾患を「原因で分類」するのではなく「症状で分類」する方法が主体となり、1994年に発表された『精神障害の診断と統計の手引き 第四版』では「ヒステリー」の言葉は消滅し、「解離性障害」と「身体表現性障害」に分類されることになった。
 このような経緯に加えて、「ヒステリー」の言葉が昨今で雑多な意味として用いられていることがある。
 なんにせよ「ヒステリー」にはもともと「病気」の意味が付属していて、いい印象はない。
 もっぱら「ヒステリー」は、興奮で感情をコントロールできなくなる様子のことで言われる。

 いま書いている『拡張彼女』のヒロインの一人は、よく激情する。
 怒ったり、泣いたり、笑ったり、喜んだり。感情の起伏がすごく激しい。
 その一面は、果たしてヒロインとして読者に受け入れられるのか。
 そういうことを、ちょっと悩んだ。

 「好まれるヒロイン」ってのは、なんなんだろう。
 「こういうヒロインは好かれる!」みたいな定型は、あるんだろうか。
 もっぱら自分は「男性向け」のつもりで書いているけれど、どうも女性層にも読まれているフシがある。
 もうオタク産業は冴えない男だけのものではない感じだ。世知辛い。
 「男」だけに向けたものなら、男にとってだけ都合のいいヒロインを書けばいい。
 でもそこに「女」がいたら、そんな「男にとってだけ都合のいいヒロイン」についてどう思うんだろうか。

 自分は男だから、男にとって都合のいいヒロインを書く。
 でもそこばかりに傾けば、反感を買う。
 でもそこで抑えれば、支持は得られない。
 バランスを……とか考えていたら、袋小路に迷い込む。

 「人間を書こう」っていつも思って書いている。
 「人間」を書いているつもりでいたら、ヒステリックなヒロインが一人できてしまった。
 それもまた「人間」なんだろうけど、果たして「好かれるヒロイン」なんだろうか。
 そのヒロインはほとほと強く「愛されたい」という感情を持っているので、なおさら歪んでいるかもしれない。
 「愛されたい」と強く望んでいるのに「好かれない」、ってのは自然なことなんだろうか。ふと思った。

 このままヒステリックな感じに書いて、どんな反応があるかってのは興味ある。
 個人的に「両性から嫌われそうなヒロイン」だと思ってる。
 ある一面では主人公に依存してベッタリで「あざとい」のに、いざ激情するとヒステリックに叫んで「めんどくさい」。
 「あざとくてめんどくさい」なんて、嫌われる要素満点じゃないか、なんて。
 思い過ごしなのか、考え方が間違っているのか。

 何はともあれ、今さらキャラ路線を変更するわけにもいかない。
 問題はそれら一面をどの程度露出させるかって感じだろうか。

「ヒーロー」と「ヴィラン」

 たまには思い出したように『かえると剣鬼』の設定の話とか。
 まあ設定というより、内包するテーマのこととか。

 カエ剣の作中で、たびたび「ヒーロー」という言葉が出てくる。
 「hero」というのは、知っての通り「英雄」とかの意味で、勝手に「正義の味方」的な意味が付属してくる。
 「勝った者」に与えられる称号だ。敗者には絶対に与えられない。

 一方で「ヴィラン」という言葉がある。
 まだ作中では出ていないけれど、「ヒーロー」の対極に位置させる言葉。
 「villain」は「悪党」とか「敵役」の意味で、勝手に「犯罪者」的な意味が付属してくる。
 「負けた者」に与えられる称号だ。

 「ヒーロー」とか「ヴィラン」という言葉がよく使われる創作物に、アメコミがある。
 正直、映画とか見ただけで原作はまったく読んだことない。
 概要くらいしか知らない。いつか読みたいと思ってるんだけど。
 とりあえず設定資料集だけ買ってしまったニワカです(´・ω・`)

 アメコミの世界観はかなり奥深いものがあるけれど、その構成は基本的に「勧善懲悪」だ。
 「正義」がいて「悪」がいる。
 「ヒーロー」と「ヴィラン」で明確に分かたれる。
 「世界の警察(自称)」のアメリカお得意の「レッテル張り」かもしれない。
 アメリカはヒロイズムと勧善懲悪が大好きだ。
 仇をなす敵国を「テロ国家」と位置づけて、戦争を吹っかけ虐殺を行う。
 敵対諸国からしたらアメリカが「悪」だが、アメリカが主張すれば何が何でも「アメリカが正義」だ。

 アメコミにおける敵役――ヴィランは、ある意味で「魅力的」だ。
 もちろん「悪」なのだから、大抵は傲慢欺瞞で自分勝手なキャラだ。
 でも何かの組織(例えば「テロ国家」)とかの「大きな蠢く何か」ではなく、ヒーローに対する「一人の敵役(悪の象徴)」としての位置を与えられている。
 勧善懲悪の流れに飲まれ、彼らは必ず負けることが宿命付けられている。
 でも彼らは消えない。
 何度も復活して、ヒーローたちの前に再び立ちふさがる。
 潜在的に「悪」を欲しているのか、単にヒーローの「引き立て役」として出すのか。
 時にアメリカ映画では「ヒーローの苦悩」が描かれ、英雄の中にもまた「ヴィラン」の心があることを示唆している。

 基本が「勧善懲悪」であっても、そこに「ブレ」を内包する創作物は多い。
 単純な勧善懲悪ストーリーを嫌う人も多い。
 「世の中そんな単純な話じゃない」って、みんな心のどこかで知っている。

 「こういうことはしてはいけない」と子供の頃に親に教わる。
 でも歳を重ねるうちに、親や友人の「悪」に触れ始める。自分の中の「悪」を自覚する。
 その時点で、勧善懲悪思想は崩壊している。
 単純な「善悪」のストーリーでは、まったくもって満足できなくなる。
 リアリティを感じないからだ。

 でもみんな、心のどこかで勧善懲悪を望んでいる。
 自分を完全な「悪」だと自覚して生きられるほど、人は強くない。
 「悪の栄えた試しなし」という言葉は、勝ったほうが「正義」なのだから当然のことで。
 「悪」であるだけで、世界から拒絶されるわけで。
 「悪」であり続けることができる人間なんて、この世に存在するはずもない。
 「悪」が勝った時点で、それはもう「正義」だから。
 この世で「悪」であり続けることは不可能なので、死ぬしかない。

 じゃあ自分たちが普段から漠然と考えている「正義」とか「悪」の指標って、なんなの?
 って。

 そういうことを、ナツメに思いきり悩ませたいよね(⌒,_ゝ⌒)

74000字 カクカノの性的描写とか

 怒濤の性的描写ラッシュ。
 こうして拡張彼女を俯瞰してみると、かなり「性」のことを取り扱っているように思える。
 少しキミはキメラとシチュが似ている部分があって、でもまあ、ほぼ異質なものであると言えるかなと。
 同じ世界観で、「優性種」について扱っているというのもある。
 恋愛要素もあるといえばある、ような気もする。

 やっぱいくつか書いてると、テーマ被っちゃうね(´・ω・)
 その「テーマ被り」が「作風」って呼ばれるものなのかも、とちょっと思ったり。

 カクカノの前編後半、怒濤の性的描写ラッシュで。
 とりあえず「若干の性描写あり」とか注意書きしておくけど。
 「若干」の部分には個人的に大いに違和感があるけど。
 「本番」は無い。しかし「それに近い何か」はある。
 露骨な描写は避けつつ、でも露骨に描写する部分もあり。
 「大丈夫なん、これ……?」と読み直しながら幾度となく不安になる。
 「エロい!」とか「いやらしい!」とかじゃない。
 ただ「性の話」ってのが全体を通して存在していて、前編後半は特にその話が集中しているというもの。

 自分は非常に「性」に興味がある。
 「エロい話が好き」とかだけではなく、「性の話」に興味津々。
 感情とか、本能とか、身体の仕組みとか。「動機」の部分。
 もちろんその「動機」には、登場人物の「環境」とかも含まれる。
 単純に「セックスという動物的な行為」で話を終わらせるんではなく、その背景にあるいろいろなものとか。
 そういうのぜんぶ引っくるめて、「性」というものに興味がある。
 まあ「思春期の性に対するもやもやした思い」を、この歳になってもずるずると引きずっている。厨二病乙。
 気持ちよかったり、気持ち悪かったり。そういうのがごちゃ混ぜになっている。

 建前はR-15とかにするだろうけど、「全年齢向け」として配信するわけで。
 そうなると、「そういうことに嫌悪感を示す人」みたいのが読者に混ざってくる。
 もしくは、「エロ」には興味あるけど「性」の話には興味がないなんて人もいるかもしれない。
 「性」には興味あるけど、その作品の性的描写は同意しかねるなんて人もいるかなと。
 読者に「男と女」がいるものだから、そこらへんカオス。
 折り合いを、どうするか。

 あまり露骨にしては「エロ」に傾く。
 あまりくどくど書いたら「気持ち悪い」に傾く。
 あまり薄くしたら「性」のテーマを出せなくなる。

 全年齢向けで性的描写を書くとなると、その辺りでひどく悩む。
 カクカノでは特にその手の話が多いので、どうしたものか。
 「性」はサブテーマくらいのつもりで書き出していたのに、気がついたらそればっかりになっちゃった(´・ω・
)
 「性」のテーマは「快楽」と「嫌悪」がすぐ隣に存在するから、すっごい扱いづらい。

WEB拍手返信

 Name : SIROTUKI さん
>雑記残ってたんですね~てっきり2回くらいサイト移転していたのでその時に消えているのかと思ってました……
 それとブログ読んだんですが「ループもの」大好きです。
 「ループもの」のADVゲームを探している時にクロノウサギに出会えたくらいですから。
 それにループものは確かにヒット作多いですもんね(infinityとかEver17とかABYSS○○クラブとか)。
 でも個人的に思うのはループ物って名作と言われる割にはネタバレが出来ない事が多いので注目浴びるまで長い時間がかかるのかな~とか序盤はずっと同じ内容を繰り返し読む場合が多いので退屈だな~と思います。
 なので個人的にはキミはキメラみたいな作品とかの方がすぐに人気を掴めると思うので人気あげやすいんだろうな~と思います。(ちなみにキミはキメラの方はそこまで好きじゃなかったりします)
 という事で何かの参考になればと思って意見述べてみました。
 はい、残ってました。そのブログに画像ファイルをけっこうアップロードして使っていたので、消すに消せないということもあり……。
 ヒット作多いですよねぇ。リトバス、ひぐらし、まどマギ、シュタゲ、いろいろ。ループものは非常に安定して評価が高いように思えます。
 確かに繰り返しの内容が退屈に思えるのが多いですね。そこをいかにカットして、重要な伏線を残して、みたいなところが大事なのかなと個人的には思ったり。
 いま書いているものにも「ループ」の要素は入っているのですが、全体を彩るようなメインファクターにはなっていない感じで。いつかもう一回ループを大きく使ったもの書きたいですね……。クロノウサギのノウハウとか使って、なんか面白いものを……。
 キミはキメラは確かにあっという間に広がった感じでした。絵師さんに依頼してイラストが良くなったのはもちろんですが、プレイ時間が少ないのと、内容が単純明快だったのが波及に繋がったのかなと個人的には思っています。
 ただやはり、前作のクロノウサギとはジャンルも雰囲気も違ったものだったので、客層がかなり変わってきました。
 クロノウサギを面白かったと言ってくださった方は、総じて「物足りなかった」と意見をくださっているように思えます。
 「どっちがいいんだろう」ということをよく考えてしまうのですが、作者としては悩ましい限りで……。
 作者としては、クロノウサギのほうが力を入れていて、かつ思い入れのある作品です。でも「人気」ということを考えると、やはりキミはキメラが圧倒していて。
 それはイラストを変えれば埋まる差なのか、しかし「長編」と「短編」という違いを見てどちらの「コストパフォーマンス」が優れているか――――そういうことを考えていると、マジで頭が痛くなります。
 はい、ご意見感謝です。こういうのが糧なので、ありがたいです。